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出切りの強襲かわすサバキ【囲碁AI・絶芸に学ぶ次の一手047】

 このシリーズでは、ネット対局「野狐囲棋」にいる囲碁AI・絶芸の対局の名場面を紹介します。不利に思える局面を一瞬で覆していく妙技をご覧ください!

囲碁AI・絶芸とは
 絶芸はテンセント・ホールディングスが開発した囲碁AI。野狐囲棋のアカウントは「絶芸指導F」。現在は中国国家チームのみが検討などに使える。なお、棋士であれば置き碁(2子局、絶芸が白番)で対局できる。

【テーマ図:出切りの攻略】
 白1の肩ツキに、黒2以下と強引に切断された局面。真正面から戦うのではなく、間接に補強する手段を探してみてください。

【正解図:ツケの様子見】
 白1で相手の受け方を見るのが出発点。黒2には、白3と右上の利きを横目に、右下の黒へ働きかけます。

 黒4と受けられた瞬間、白5から7と補強するのが一連の狙い。黒8と右辺の白2子が苦しい姿となりますが――、

 白8、10と石の調子で脱出するのがうまい。黒11から13と飲み込まれても、白14以下と封鎖しながら、右辺の白へ迫れるので白悪くないワカレ。

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