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藤沢、上野2勝1敗で折り返し【第10回黄竜士杯世界女子囲碁選手権・3回戦】

 6月22日に「第10回黄竜士杯世界女子囲碁選手権」の3回戦が中国で行われた。日本の藤沢里菜七段が勝利し、2勝1敗で前半戦を終えた。なお、日本の上野愛咲美五段は敗れ、対戦成績は2勝1敗。明日は休息日となる。

【6月22日:3回戦の結果】※左側が勝者
藤沢里菜(日)
―李小渓(中)
李赫(中)―上野愛咲美(日)
周泓余(中)―崔精(韓)
許瑞玹(韓)―陸敏全(中)

【6月24日:4回戦の組み合わせ】
藤沢里菜(日)―崔精(韓)
上野愛咲美(日)―周泓余(中)
陸敏全(中)―李赫(中)
李小渓(中)―許瑞玹(韓)

 全勝は中国の周泓余七段(3勝0敗)、次に藤沢里菜七段と上野愛咲美五段、中国の李赫五段(2勝1敗)。優勝候補である韓国の崔精九段は1勝2敗で黒星先行で折り返しとなった。


勢力圏消す決断

【実戦譜:中央感覚(藤沢里菜―△李小渓)】
 白1と下辺の黒模様拡大を牽制したのが好判断。黒2と分断されても、白3以下と上辺方面の白石を補強して白悪くない展開。その後も、巧みなシノギを見せて、藤沢七段がリードを守り切った。

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