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ハサミをかわす常套テクニック【囲碁AI・絶芸に学ぶ次の一手040】

 このシリーズでは、ネット対局「野狐囲棋」にいる囲碁AI・絶芸の対局の名場面を紹介します。不利に思える局面を一瞬で覆していく妙技をご覧ください!

囲碁AI・絶芸とは
 絶芸はテンセント・ホールディングスが開発した囲碁AI。野狐囲棋のアカウントは「絶芸指導F」。現在は中国国家チームのみが検討などに使える。なお、棋士であれば置き碁(2子局、絶芸が白番)で対局できる。

【テーマ図:ハサミの攻略法】
 黒1と右上の白へ迫られた局面。右辺方面の形をうまく活用し、黒の攻めをかわす手段があります。

【正解図:2発のツケ戦法】
 白1と黒2を交換した後、白3と右上の黒へ迫るのが常套手段。実戦でよく現れる形なので、覚えておきたいところ。

 黒4と反発されても、白5以下と右上の黒陣を荒らして白十分。黒Aに白Bと逃げ出せるのも白の自慢。

【参考図:十分な利かし】
 かと言って、黒1と受けるなら、白2と黒3の交換で右上の白が見た目以上に補強できているので、白4と上辺の黒へ迫る余裕が生まれます。

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