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スピード重視の臨戦中国流の基本【布石】

テーマ図「臨戦中国流の構え」
 黒1の構えは、昔に河野臨九段が愛用していたことにより「臨戦中国流」と呼ばれた打ち方。どのような構想を描いているか、基本的な打ち方を中心に紹介します。


1図(効率的な固め方)

 白1のカカリには、黒2以下と右辺の白へ厳しく迫っていくのが、臨戦中国流の基本。

 白7などの守りは省けず、黒8以下で右上と右下の自陣を固めて黒悪くない展開。白Aには黒Bと受ける要領。

参考図1(三間ビラキ対策)

 白1の三間ビラキには、黒2以下と右下方面を厚くして黒十分。黒Aと右辺の白へ迫る楽しみがあるのも黒の自慢。

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