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強襲かわす適切なシノギ術【囲碁AI・絶芸に学ぶ次の一手021】

 このシリーズでは、ネット対局「野狐囲棋」にいる囲碁AI・絶芸の対局の名場面を紹介します。不利に思える局面を一瞬で覆していく妙技をご覧ください!

囲碁AI・絶芸とは
 絶芸はテンセント・ホールディングスが開発した囲碁AI。野狐囲棋のアカウントは「絶芸指導F」。現在は中国国家チームのみが検討などに使える。なお、棋士であれば置き碁(2子局、絶芸が白番)で対局できる。

【テーマ図:攻めを無力化する技術】
 白1と左下の黒へ追及する進行を選択。当然、黒2と追及されますが、売絶芸は堂々とシノギを図っていきます。

【正解図:適切なシノギ術】
 白1、3と形を決めた後、白5と上辺で根拠を求めたのが用意されたシノギ。打たれてみれば当然の手順だが、実戦で打つのは並大抵ではない。

 黒6、8と追及された瞬間、白9以下と分断して左上の攻めに転じたのが好判断。白Aと上辺を補強する手段もあり、黒は容易ではない局面です。

【参考図:工夫不足】
 単に白1と脱出を図るのは、黒2以下と包囲されて白が苦しい戦いになります。

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