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日本勢の奮闘届かず【第10回全羅南道国手山脈国際囲碁大会・1、2回戦】

 8月3日に「第10回全羅南道国手山脈国際囲碁大会」の1、2回戦が韓国で行われ、日本の一力遼九段と芝野虎丸九段、井山裕太九段が出場するも、ベスト4への切符を掴めず、敗退となった。

【8月3日:1回戦の結果】※左側が勝者
一力遼(日)―金明訓(韓)
芝野虎丸(日)―朴廷桓(韓)
姜昇旼(韓)―井山裕太(日)
申眞諝(韓)―許皓鋐(台)
申旻埈(韓)―王星昊(中)
卞相壹(韓)―趙晨宇(中)
范廷鈺(中)―崔光戶(韓)
賴均輔(台)―朴珉奎(韓)

【8月3日:2回戦の結果】※左側が勝者
申眞諝(韓)―一力遼(日)
申旻埈(韓)―芝野虎丸(日)
賴均輔(台)―范廷鈺(中)
卞相壹(韓)―姜昇旼(韓)

【8月4日:準決勝の組合せ】
申眞諝(韓)―申眞諝(韓)
卞相壹(韓)―賴均輔(台)

 一力九段と芝野九段は2回戦へ進出したが、両対局ともにチャンスがあっただけに残念な惜敗となった。なお、本棋戦は持ち時間30分と秒読み40秒3回の早碁(コミ6目半)である。


戦いの主導権握る

【実戦譜1:流れを掴んだ瞬間(申眞諝九段―△一力遼九段)】
 白1と進出された局面で、黒2以下と手厚く封鎖したのが冷静。Aと左辺の白模様へ進出する好点もあり、僅かに黒が打ちやすい進行となった。


強力な切断

【実戦譜2:配石活かす切断(申旻埈九段―△芝野虎丸九段)】
 黒1のツケが厳しい一手。白2と受けられても、黒3以下と切りが成立するのが黒有利な戦いへ持ち込むことに成功した。

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