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日本の一力、決勝へ進出【第10回応氏杯世界選手権・準決勝三番勝負③】
7月9日に「第10回応氏杯世界選手権」の本戦準決勝三番勝負第3局が中国で行われ、日本の一力遼九段が中国の柯潔九段に勝利し、2勝1敗で決勝進出を果たした。決勝五番勝負第1、2局は8月12、14日に行われる。
【7月9日:準決勝三番勝負第3局】※左側が勝者
一力遼(日)―柯潔(中)
【8月12、14日:決勝五番勝負第1、2局の組み合わせ】
一力遼(日)―謝科(中)
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白番は一力九段。中盤で優勢を築くと、そのまま押し切る結果となった。主要な世界戦で日本棋士が決勝進出を決めたのは、2017年LG杯の井山裕太九段以来の快挙。優勝した場合、2005年LG杯の張栩九段以来、約19年ぶりとなる。
隙の無い石運び
![](https://assets.st-note.com/img/1720538580912-jRMU2OZZRu.png?width=1200)
【局面図:勝負手をかわす】
黒1の粘りに、白2以下と外側を守ったのが冷静。状況次第ではAやBを使い分けられるため、黒からの追及が続かない形となり、白がリードを保てる局面となった。