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崔精が2勝1敗でタイトル獲得【第8回女子棋聖戦決勝三番勝負③】

 12月10日に「第8回女子棋聖戦決勝三番勝負」の第3局が韓国で行われ、仲邑菫三段が崔精九段に敗れ、1勝2敗でタイトル獲得を逃した。なお、仲邑三段は、12月12日に第29期女子国手戦の決勝三番勝負で金彩瑛九段と対決する。

Golaxyのグラフと目数のグラフ(仲邑―△崔精)

 白番の崔精九段が一瞬の隙を突き、大石を仕留めて快勝した。10年以上、韓国の女子囲碁界を牽引し続けた貫禄を見せ、本棋戦5度目の優勝。「最近の成績は良くないが、体調は良い」とのこと。今後の活躍に目が離せない。

第8回女子棋聖戦決勝三番勝負の概要
日程:12月3日、9~10日
賞金:5000万ウォン(約530万円)
持ち時間:各1時間と40秒の秒読み3回
第1局:仲邑三段、白中押し勝ち
第2局:崔精九段、白2目半勝ち
第3局:崔精九段、黒中押し勝ち
※崔精九段が2勝1敗でタイトル獲得

間隙を突く

【実戦譜:急転直下の瞬間】
 白1と右辺の黒3子を取りにいったのは早計。黒2以下で三目中手を横目に、右辺全体の白への攻めを見て、黒が戦いの主導権を握った。

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