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標的仕留めるモタレ攻めの模範【囲碁AI・絶芸に学ぶ次の一手034】

 このシリーズでは、ネット対局「野狐囲棋」にいる囲碁AI・絶芸の対局の名場面を紹介します。不利に思える局面を一瞬で覆していく妙技をご覧ください!

囲碁AI・絶芸とは
 絶芸はテンセント・ホールディングスが開発した囲碁AI。野狐囲棋のアカウントは「絶芸指導F」。現在は中国国家チームのみが検討などに使える。なお、棋士であれば置き碁(2子局、絶芸が白番)で対局できる。

【テーマ図:モタレ攻めの切り口】
 白1と黒2を交換して、右上の黒をどのように攻めるかが焦点。周囲の白を効率良く補強することが求められています。

【正解図:切り違いの様子見】
 白1、3と右下の黒陣へ働きかけるのが好判断。敵陣を固めるお手伝いに見えますが――、

 黒4、6と受けるなら、白7以下と右辺を補強しながら、右上の黒を取りにいけるのが一連の狙い。

 黒12、14と抵抗されても、白15以下と右上の黒を飲み込みながら、大場へ先着して白好調なワカレ。

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