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日本の藤沢、上野が世界8強入り!【第7回呉清源杯世界女子囲碁選手権・2回戦】

 11月25日に「第7回呉清源杯世界女子囲碁選手権」の2回戦が中国で行われ、日本の藤沢里菜七段と上野愛咲美五段が勝利し、8強戦へ進出した。明日に3回戦が行われる。

【11月24日:1回戦の結果】※左が勝者
羅楚玥(中)―陳一鳴(中)
王晨星(中)―陳心颺(中)
魏欣桐(中)―徐海哲(中)
芮廼偉(中)―金珉舒(韓)
曹又尹(中)―余瑾(北米)
秦思玥(中)―黎婷(欧州)
李赫(中)―盧鈺樺(台)
呉侑珍(韓)―呉依銘(中)

【11月25日:2回戦の結果】
上野愛咲美(日)
―魏欣桐(中)
藤沢里菜(日)―王晨星(中)
羅楚玥(中)―上野梨紗(日)
於之瑩(中)―曹又尹(中)
唐嘉雯(中)―芮廼偉(中)
李赫(中)―崔精(韓)
呉侑珍(韓)―周泓余(中)
金恩持(韓)―秦思玥(中)

【11月26日:3回戦の組合せ】
上野愛咲美(日)―李赫(中)
藤沢里菜(日)―於之瑩(中)
金恩持(韓)―羅楚玥(中)
呉侑珍(韓)―唐嘉雯(中)

Golaxyの勝率と目数のグラフ(△藤沢―王晨星)

 黒番の藤沢七段は、序盤から流れを掴めず苦しい展開となるも、ジリジリを追い上げ、最終的に僅かなリードを保ち逆転勝利。上野五段は中盤で流れを押し切る好局となった。日本勢がどこまで勝ち上がれるか目が離せない。

第7回呉清源杯世界女子囲碁選手権の概要
日程:11月24~27日、11月29日~12月1日
賞金:50万元(約1060万円)
持ち時間:各2時間+1分の秒読み5回、中国ルール(コミ7目半)


逆転の瞬間

【実戦譜1:間隙を突く(△藤沢里菜―王晨星)】
 左下のコウ争いが続く中、白2に受けず、黒3と左下の白を取りにいったのが好判断。この攻防を境に、藤沢七段が逆転への活路を見出した。


戦いの主導権奪う

【実戦譜2:ハンマーの活きる展開(△上野愛咲美―魏欣桐)】
 白1と動き出したため、黒2以下で一方的に攻められる展開に。その後も、上野五段は一度もチャンスを与えない打ち回しで完勝した。

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