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効率の悪い形へ導くテクニック【囲碁AI・絶芸に学ぶ次の一手046】

 このシリーズでは、ネット対局「野狐囲棋」にいる囲碁AI・絶芸の対局の名場面を紹介します。不利に思える局面を一瞬で覆していく妙技をご覧ください!

囲碁AI・絶芸とは
 絶芸はテンセント・ホールディングスが開発した囲碁AI。野狐囲棋のアカウントは「絶芸指導F」。現在は中国国家チームのみが検討などに使える。なお、棋士であれば置き碁(2子局、絶芸が白番)で対局できる。

【テーマ図:手堅い構えの攻略】
 黒1、3と右辺方面を固められた局面。堅い布陣だからこそ、有力になる打ち方があります。

【正解図:様子見のツケ】
 白1のツケがうまい手筋。黒Aは手堅い受け方ですが、白Bと右辺を徹底的に利かされるため、黒不満が残る進行になります。

 黒2と反発したいところですが、白3以下と右上隅へ突入するのが一連の狙い。AとBを見合いされて、黒は反撃できない格好です。

 黒8と受けざるを得ず、白9以下と右上の黒地を削りながら、上辺の安全を確かめて白悪くないワカレ。右辺は元々堅い構えだったので、多少固めても白の損失にならないのがポイント。

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