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一瞬で攻守逆転する、読み切りの力技【囲碁AI・絶芸に学ぶ次の一手050】
このシリーズでは、ネット対局「野狐囲棋」にいる囲碁AI・絶芸の対局の名場面を紹介します。不利に思える局面を一瞬で覆していく妙技をご覧ください!
囲碁AI・絶芸とは
絶芸はテンセント・ホールディングスが開発した囲碁AI。野狐囲棋のアカウントは「絶芸指導F」。現在は中国国家チームのみが検討などに使える。なお、棋士であれば置き碁(2子局、絶芸が白番)で対局できる。
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【テーマ図:見た目の苦しさ】
黒1、3と左辺の白を包囲された局面。見た目は白不利な戦いのようですが、一瞬で攻守逆転に至ります。
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【正解図:読み切りの切断】
白1、3と切るのが気づきづらい好手。黒4以下で黒有利な攻防に見えますが――、
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白7から11と左辺の黒に働きかけるのがうまい。黒12と切られても、白13で黒の受けがなくなっています。黒Aは白Bで黒ツブレなので――、
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黒14と受けざるを得ず、白15以下とコウに導いて白成功。黒Aとコウを抜いても、白Bと封鎖するのがコウ材となるので黒ツブレ。