日本の芝野九段がベスト16へ【2024三星火災杯ワールド囲碁マスターズ・１回戦】
11月12、13日に「2024三星火災杯ワールド囲碁マスターズ」の本戦１回戦が韓国で行われた。日本から一力遼九段と芝野虎丸九段が出場し、芝野九段が２回戦へ駒を進めた。11月14日の２回戦で中国の金禹丞八段が対決する。
【11月12、13日：１回戦の結果】※左側が勝者
芝野虎丸（日）―檀嘯（中）
連笑（中）―一力遼（日）
謝科（中）―劉昌赫（韓）
柯潔（中）―卞相壹（韓）
丁浩（中）―姜東潤（韓）
陳賢（中）―金明訓（韓）
党毅飛（中）―朴廷桓（韓）
金禹丞（中）―偰玹準（韓）
李軒豪（中）―崔明勲（韓）
許嘉陽（中）―許皓鋐（台）
范胤（中）―Pongsakarn Sornarra（タイ）
申眞諝（韓）―王星昊（中）
金恩持（韓）―謝爾豪（中）
安正己（韓）―陳正勲（中）
申旻埈（韓）―韓一洲（中）
崔精（韓）―辜梓豪（中）
【11月14、15日：２回戦の組み合わせ】
芝野虎丸（日）―金禹丞（中）
安正己（韓）―党毅飛（中）
申旻埈（韓）―許嘉陽（中）
金恩持（韓）―謝科（中）
申眞諝（韓）―柯潔（中）
崔精（韓）―丁浩（中）
李軒豪（中）―范胤（中）
連笑（中）―陳賢（中）
黒番の芝野九段は序盤で優勢を築き、リードを手堅く守り切る完封勝利を掴んだ。世界戦優勝経験者に快勝できたのが大きな自信になったはず。この勢いを繋げられるか、明日以降の戦いに眼が離せない。
2024三星火災杯ワールド囲碁マスターズの概要
場所：韓国・京幾道高陽市「三星火災一山グローバルキャンパス」
賞金：３億ウォン（約3300万円）
持ち時間：各２時間、60秒の秒読み５回
【対戦日程】
１回戦：11月12、13日
２回戦：11月14、15日
３回戦：11月16、17日
準決勝：11月18、19日
決勝三番勝負：11月20、21、22日
序盤で主導権握る
【実戦譜：見合いの筋（△芝野虎丸九段―檀嘯九段）】
白１と下辺の黒に迫られた瞬間、黒２以下と補強したのが冷静。ＡとＢを見て、序盤の早い段階から黒有利な展開となった。