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日本、中国が首位並ぶ【第10回黄竜士杯世界女子囲碁選手権・4回戦】

 6月24日に「第10回黄竜士杯世界女子囲碁選手権」の4回戦が中国で行われた。日本の藤沢里菜七段と上野愛咲美五段が勝利し、3勝1敗で首位となった。なお、首位は日本の藤沢七段、上野五段、中国の周泓余七段、李赫五段の4名となった。

【6月24日:4回戦の結果】※左側が勝者
藤沢里菜(日)―崔精(韓)
上野愛咲美(日)―周泓余(中)
李赫(中)―陸敏全(中)
李小渓(中)―許瑞玹(韓)

【6月25日:5回戦の組み合わせ】
藤沢里菜(日)―許瑞玹(韓)
上野愛咲美(日)―崔精(韓)
周泓余(中)―陸敏全(中)
李赫(中)―李小渓(中)


機敏な好判断

【実戦譜1:シノギ勝負へ(△藤沢里菜―崔精)】
 白1と左辺を割られた瞬間、黒2と白2子を制して中央の安全を図ったのが好判断。その後、白からの攻めを完封し、勝利を掴んだ。


一瞬の出来事

【実戦譜2:大石を仕留める(△上野愛咲美―周泓余)】
 白1と中央へ進出した瞬間、黒2以下と切断したのが決め手。左辺の白に生きはなく、上野五段が貴重な勝利を掴んだ。

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