文化人類学者、サラリーマンのように旅行をする
上の写真は韓国のソウル、インチョン国際空港からモンゴルの首都、ウランバートルへと向かう途中で撮影したものだ。飛行機の下に広がる光景は、いつかでみた火星の写真を思い浮かべてしまう。しかしながら、ところどころある集落が、ここは人に住む土地なのであるということをアピールしている。こんなところにも人が住んでいるんだ。いったいどんな人たちが住んでいるんだろう。そんな好奇心は人を動かす。実際に行ってみてもよいではないか。
私は文化人類学を専門とする研究者である。文化人類学者は、異文化を