さーちゃん

酒と旅、プロレスを愛する自由なオカン。

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最近の記事

パッキングの話 ②

ネットで検索したらすぐ出てくるパッキングのコツリスト的なやつに必ずアップされているもので、ワタシが1番必要ない物は常備薬しかない。 なぜならワタシはめっちゃ健康体。 半年に一度くらい鎮痛剤飲むレベルの健康勝ち組であるのにも関わらず、どういう訳か可愛らしいポーチまで用意してパッキングしてしまう。 荷解き中、ポーチを手に取ると学生時代ヤマカンを外した時のようななんとも言えぬ気持ちになる。 旅の間夫婦共々何も無くてよかった〜とか思える程、人生を達観できていないワタシはポーチから薬

    • パッキングの話 ①

      先日今年初の島旅か終えてひと段落。 ムスメっ娘と婿度候補を伴い、全てが楽しく美しく嬉しく、全てが報われた最高の島旅やった。 大きな荷物持つのは大嫌いなワタシは、雨の日は傘すら持ちたくない派なのでパッキング選考は本番よりも大切な一大イベントで、日程確約された瞬間からイメージトレーニングから始まる。 遠足前にしおりを何度も見返してはアレやコレやと想像していたチビッコの頃と半世紀過ぎても変わらない。 ワタシのパターンてしては、土地勘のある場所はスーツケース。 初めての場所と東京

      • モノレールの話 ⑦

        念願の3両車両!

        • 子育ての話 ③

          綺麗ゴトは承知やけれど親が笑顔でなければ子も笑顔でいられない。 自己犠牲の上で模範的な子育てオールクリアしても自身のハードルを超えただけで、完全なるゴールではない。 親がそうであったから子も倣わねばならぬなど、もうそろそろ卒業する時がようやく来た。 未だにネットで滲み出てくる母乳神話も然り。 ワタシは母乳神話に涙が枯れるほど泣かされたけれど、その結果が今のワタシやムスメ達になんの悪影響も及ぼしていない。 お陰様で皆健康で心豊かにハッピーに生活している。 親ならばどんな犠牲を

          子育ての話 ②

          ワタシは田舎育ち。 田舎によきも悪くも慣習が守られていて、当然ながらその中で育った。 今年百寿を迎える婆さんは、定年まで勤め上げた職業婦人であったので家事の全ては母親が担うという環境で色んな意味でモデルケースに恵まれていたと思う。 婆さんも母親もそれぞれ3人の子供を育て長い人生を歩いてきた。 ワタシもその後に続き歩いている。 子育てには犠牲が伴う。 痛みも伴うし精神的にも追い詰められる。 リングエスケープしてカウントギリギリまで呼吸を整える暇もスキもない、人生を賭けたデスマ

          子育ての話 ②

          子育ての話 ①

          子育てが得意か苦手かと聞かれたらワタシは速攻に苦手と答える。 料理も家事も苦手。 なんの取り柄もない。 なんの取り柄もないけど頑張ってるワタシに共感して!とかも苦手。 どうしようもない🤣 若い頃は料理得意な方と勝手に思い込んでいたけれど、世界は広く、空は高い。 上には上がいる。 それで良い。 料理や家事に関しては人に話しても、ワカル〜とかワタシモ〜とかで済ませられるけど、子育てはそうは行かぬ。 うっかり話盛ったりしたら、空気が微妙になったり、民生委員さんが訪問してきて収拾

          子育ての話 ①

          モノレールの話 ⑥

          ゆいレールの停車駅のメロディは全て沖縄民謡で、初めて訪れた時は安里駅の安里屋ユンタしかわからなかった。 今はほぼ曲名分かる程度までうちなーレッスンを進めている。 基本ワタシは那覇宿泊の武闘派観光なので、到着日と最終日はゆいレール移動が多い。 初日は駅に停まるたび流れる沖縄民謡に心躍らせ、最終日は停まるたびに惜別の気持ちで胸がいっぱいになる。 この度ゆいレールも3両編成の車両が導入されたそうで、新しい車両にも早く乗りたい。

          モノレールの話 ⑥

          モノレールの話 ⑤

          その昔、山陽電車の手柄駅から、姫路駅にかけてモノレールの高架だけがあった。 蔦が絡まり、レールは錆びつき、まるで古代の遺構の様な姿でムスメ時代は謎でしかなかったけれど、ネット検索の結果ワタシが生まれる前にあった博覧会のアクセスの目玉として開通したらしい。 今までは図書館や役所に通って調べていた情報が、ほんの数秒の検索でたくさんの情報を得られるなんて令和という素晴らしい時代。

          モノレールの話 ⑤

          モノレールの話 ④

          年齢的に夜間バスも利用しなくなり、新幹線もお手頃感が無くなった今よく利用するのは、航空機利用ツアー。 早めに行動するとかなりお安く上京できる。 問題は時間に余裕があるかどうか。 新幹線利用ならほぼタッチアンドゴーで無駄なく制限時間ギリギリ行動できるけれど、飛行機は搭乗手続きから時間がかかるので、弾丸ツアーにはおすすめできない。 その代わりお土産を吟味したり、ラウンジでまったり酒飲んで買ったきりの文庫本をようやく読み進めたり、トイレの行列回避できたりと余裕もある。 航空機利用

          モノレールの話 ④

          モノレールの話 ③

          ムスメ時代は夜間バスと言えば、プロレス密航と夢と魔法の王国詣の記憶しかない。 帰着後そのまま奉公先に向かい、そのまま仕事するというアホなスケジュールさえも若さゆえ楽しかった。  結婚、出産をキッカケに当然ながら上京することも無くなったある年、幼いムスメ達を連れて夢と魔法の王国へ再び詣でる日が訪れた。 当時はガムシャラに子育てと仕事していたので、何か家族の幸せのゴール的なモノを夫婦で求めていたのかも知れぬ。 全てがミッキー仕様モノレールに幼いムスメ達を喜ばせるために乗車したけれ

          モノレールの話 ③

          モノレールの話 ②

          上京する時は新幹線よりも飛行機派。 当然モノレール利用する機会が多くなる。 伊丹空港もモノレールを利用するし、羽田空港から浜松町までモノレール利用した方が、お上りさんのワタシにとって行動しやすい。 モノレールイコール鈍行な関西人にとって快速のスピード感と揺れはアトラクションだと思っている。 モノレールの車窓から見る東京はチビッコの頃に関東平野と教わった通り、関西にはないスパーンとした奥行きある土地と、高い空がとても魅力的で大好きな風景だ。 大阪モノレールから見える太陽の塔や

          モノレールの話 ②

          モノレールの話 ①

          上野動物園のモノレールが休止していた事を先日知る。 プロレス密航した際、一度だけ上野動物園に行き乗った記憶がある。 女中頭がラッサーパンダ、ラッサーパンダが可愛いから見たいねん! と何度も大きな声で話すのを気が付かぬふりして聞いていたけれど、 セツコ…ラッサーやなくてレッサーや。 珍道中の思い出。

          モノレールの話 ①

          平成から令和の話 ②

          カーステから早朝のラジオ放送独特の低いボソボソとしたトーンで話す声が聞こえる。 ご年配のパーソナリティらしく昭和から平成、令和について語っているらしい。 ミラー越しに後部座席に目をやるとは娘達はすっかり寝息を立てている。 ボソボソと話す内容に集中すると、南洋で英霊となった若者の話を、丁寧に話されている。 後部座席で眠る娘達ときっと同じ年頃の若い兵隊さん。 最期の瞬間、母親を呼んで亡くなったであろう若者達が、未だ本土に帰ることなく南洋の海底や密林で令和を迎えると涙声でワタシ

          平成から令和の話 ②

          平成から令和の話 ①

          平成の最後のプロレスは全日本プロレス。 チャンピオンカーニバル決勝戦が行われる後楽園ホールに向け、家族で深夜車で上京した。 免許取得したばかりのムスメっ娘もドライバーに加えFMから流れる平成ベストヒットとか聞いてあれやこれやとおしゃべりしながらワタシ達一家は東京をコンマイレンタカーで目指す。 高速を降りるあたりでオスプレイ選手のテーマ曲が流れたけれど、旦那氏が土地勘ないから音楽止めて欲しいとのリクエストあったので、一旦クワイエットモードになる。 東京の独特の半地下みたいな

          平成から令和の話 ①

          東京の話 5

          夜間バスあるある。 早朝に着き時間をいかに有意義に潰すか? 永遠のテーマですな。 とりあえずワタシ達はせっかくお江戸に来たならば浅草へ移動。 正月といえども早朝の浅草は見事に何もない。 今のワタシなら早朝からあらゆる角度でエンジョイしちゃうけど、当時はネットもなく旅先で頼れるのはガイド本のみ。 女中頭は小島聡選手激推しやったので、とりあえずアニマル浜口ジムに向かい、写るんですで交代して記念撮影。 開園前の花やしきを通過し、浅草寺にお参りしてからシャッターの上がる前の人気の全

          東京の話 4

          生まれて初めての旅。 夜間バスに乗り込みワタシ達は一路東京へ。 バスのカーテンの隙間から時々見える車窓から見える夜景さえもキラキラしてなかなか寝付くことができず目を閉じて到着を待つのさえも楽しかった。 ムスメ時代の話なので、もう時系列が思い出せないけれど、確か1993年の1月4日早朝、芋ねえやん達は無事に東京に到着。 目指すは東京ドーム。 メインは長州力vs.天龍源一郎。 ワタシの密航元年。 デスティーノは確実に紡がれてゆくのです。