まともじゃないⅡ ー 動けば何でも良いのか!?
まともじゃない ー 最後は「信用」|損切丸 (note.com) の兄弟編
奴らに儲けさせるな!Ⅲ|損切丸 (note.com) でも書いたが、最近のヘッジファンド(HF)は節操がない(苦笑)。東京時間外に「ドル円」売り→「日経平均先物」売りを仕掛けていたが、上手くいかないと見るや今朝(8/9)は「ドル円」買い→「日経平均先物」買い…。見る限り今日もダメ
思い起こせば7月の「ドル売り円買い介入」以来歯車が狂っているのかも知れない。 "介入なんて効かない” と強がりを言ってはいたが、* よほど「円高」になると困るらしい...|損切丸 (note.com) は明らかで、あの時点で勝敗は決していた
ドル円+日経平均暴落後の相場は、とにかく動けば何でもあり。見ていると判るがドル円と日経平均先物とビットコイン(BTC)が同時に上下動している。経験的に言えば、よほどの天才でない限り無秩序に動くこの3つの相場から「お金」を得るのは至難の業。まさに「ゼロサムゲーム」の叩き合い
それだけ "ほったらかし"「円キャリートレード」が出来なくなったダメージは大きい。1,000億円 × 金利差5% =+50億円(年間)の期待収入を失うのはHFにとってとてつもなく痛い。これを短期売買で補うのはほとんど無理で、無茶すれば逆に「損切り」になる局面も出て来る。泥沼である
一方「新NISA」を含む長期投資家はここは狙い所。HFが無理をした所で「他人の損切りは拾え」に徹すればいい。「キャリートレード」の異常な積み上がりが解消した今、「エントリーポイント」(買いに入るタイミング)を図るなら最適と言えるだろう。ここはチャンス
もちろん日銀が一度引っ込めた「利上げ」の剣を再び抜くことも十分有り得るし、米景気減速も懸念事項ではある。だがこれまでのように不毛な高値を掴まされるリスクは大分減ったので、ここからは基本に忠実な「投資」を展開できる。そう考えると財務省・日銀がHFに勝利した意義は大きい
「損切丸」もその一部を担えていればいいのだが、Z世代を中心に「お金」の勉強は急速に進んでいる。特に「インフレ」の認識が変化していることが大きい。 ”預金を持っていると目減りするだけ” というコメントが散見されるようになっっただけで目覚ましい進歩。この note. を始めた4年前とは大違いだ。当然「金利」についても気にするようになる
2016年には30年JGB(日本国債)金利が@0.13%しかなかったことを考えれば+2%以上上昇した現在は隔世の感がある。既に2013年の水準も超えており、色々言われているが植田総裁はよくやっている。大体「異次元緩和」から「国債無制限指値オペ」でダメを押した無茶苦茶な政策からここまで「正常化」するのは大変。よく日経平均▼4,000円下落ぐらいで済んだものだ
現在の筆者のメインシナリオはマイルドな「インフレ」が続く中、①年内に1回+0.25%「利上げ」②2025年前半に+0.25% × 2回「利上げ」で政策金利は@1.00%に。その後はFRBの「利下げ」の進捗やマーケット動向によるだろうが中期的にイ)ドル円@135円、ロ)日経平均@45,000円を目指す相場を想定している。さて "鬼が笑う" かどうか
今しばらくは "まともじゃない" 連中の振り回す相場を眺めながら「エントリーポイント」を探る事になる。ここで慌てる必要は無い。彼らの苦況は ”首” のかかる年末まで続くだろう。ただ油断は禁物。 ”相手” を舐めれば罰を受けるのは我々も一緒。死に物狂いで仕掛けてくる彼らに振り回されないよう腰を据えて取り組む必要がある。ここは "勝負のポイント" になる
"勝負のポイント" は国としての日本も一緒。 "Rising Sun" (日の出ずる国)復活なるか。お隣の大国が不良債権に沈む今が最大かつ最後のチャンスになるだろう。「金利正常化」に伴う "ゾンビ企業" からの脱却が鍵になる
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