エンジェル投資家
優れた創業者は、ほぼ全員が頑固で熱狂的なワイルドカードだ。
つまり自分のビジョンを追うことに懸命で、他人の感情などにはまったく注意を払わない人種だ。
エンジェル投資家として第一の仕事は、揚げ足取り、後ろ向きの批評家、言い訳屋、要するにスケールが小さい人間の言うことに起業家が耳を貸さないように盾になることだ。
小さく考えていれば人間が小さくななる。私はスタートアップの創業者には小さい成功を狙わず、ビッグな目標を追ってもらいたいと常に考えている。
昔から言われているが、金持ちが金儲けの秘訣を聞かれて
「売るのに早すぎることはない」と答えたと言う話は覚えておいていい。
確率から言えば創業者が大きな利益を手にできる可能性は低い。
スタートアップの経済におけるオッズは長期にわたって投資を続けるエンジェル投資家やベンチャーキャピタリストに有利にできている。
人生は短い。時間を無駄にしないためには、まっとうな人間だけと付き合うことが大切だ。もしひどい嵌められ方をしても、そいつを人生から永久に厄介払いすることができた小さな代償だと思うようにしよう。
「どのプロダクトが成功しそうか?」など絶対に予測できない。
だから「どの人間が成功しそうか?」を判断する努力をしなければならなかった。
先輩エンジェル投資家に会えたら、会話の目的はこうだ
1、どんな会社に、どんな理由で投資しているのか?
2、スタートアップにどんな価値を提供しているのか?
3、自分自身が提供できる価値を相手に理解させる
4、最近は何に興味をお持ちですか?と尋ねる
5、自分の投資先を伝えて、創業者を紹介する
スケーリングできるビジネスを探せ。
アイディアや市場ではなく、創業者を見よ。
人が重要なのではない。人がすべてなのだ。
以上、重要部分まとめ。