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子宮内膜症と闘い続ける女 【前編】

私は子宮内膜症と闘い続けている。
私の症状は卵巣嚢腫。
すでに2度ほど手術をしており、また卵巣が腫れてきているようで、おそらく次は全摘出になるであろう。

そんな私の婦人科系と闘うさまを皆さんにみていただき、ちょっとでも異常を感じた方は、早めの受診を願いたいと切に思う。

20代の生理の違和感

20代後半から、生理痛と出血量が酷くなってきた。痛みは1日目、2日目が主で、2日目から4日目くらいは大出血だ。
職場でなんども制服を汚し大惨事を繰り広げてきた。
しかし、なんの疑いもなかった。
これが女である証、そして子供を産める身体なのだとさえ思い、誇りに思っていたくらいだ。
しかし、おかしいと思ったのは、生理と生理の間に起こる、不正出血だった。
薄茶色のおりものがでる。
おりものシートが外せない。
そんな日々が続いた。
当初はまだ携帯もここまで立派なものはなく、「調べる」ということをしなかった。
でも、やっぱりおかしい。
仕方なく病院へ行く。
すると、医師からこう言われる。
「卵巣が腫れてます。8センチくらいかな。取ることもできるし、様子見ることもできる。あなたの意志で決めてください」
・・・待て待て待て、あなたの意志でとはどういうこと?
いきなりそんなことを私に委ねるのか??
当時の私は思考停止状態。
一気に不安になり、色々な人に相談をした。
すると、職場の後輩にセカンドオピニオンを勧められる。そして、ご近所にこんな医師がいるようですよ、と言われる。新聞の切り抜きだっただろうか、それをもらった。
おそらく彼女も子宮筋腫で悩んでおり、色々調べていたようであった。
その医師は婦人科系では、有名のようだった。
私は今通っている病院に紹介状を書いてもらい、その医師のもとへ訪れることにした。
そして初めの診察で、こう言われる。
「これは手術かな」
私の中で腹をくくった瞬間だった。

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