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チーム開発でのモチベーション戦略

学生時代から、ITのプロジェクトを持ったときに、
「メンバーのモチベーションをどうしたら最大化できるか」
にいつも悩んでいました。

△この記事でわかること

私が行ってきた、チーム開発でのモチベーション戦略がわかります
 ・学生時代
 ・社会人/フリーランス時代
 ・起業しようとしているとき

△私はだれ?

・ 学生時代から医療系ITベンチャーでアルバイトしながら、「ITサービス開発運用サークル」の部長としてものづくりに励んできました
・ 卒業後「結婚式サービス」を立ち上げ導入など模索するも撤退
・ 関東のWeb系で正社員や、フリーランスとして(サーバーサイド/iOSエンジニア/チームマネジメント)などを経験
・ 仲間を集め法人化を計画中

△学生時代の悩み

ITサービス開発運用サークルの部長として部をまとめていましたが
学生での集まってITサービスを作り、運営するというのはかなり大変でした

学生団体でITサービスを作り上げるときに大変だったこと
1. 給料は出ない
2. お金がないのでAWSや開発環境も実費
3. 勉強が優先

1. 給料は出ない
当然サークル活動なので給料は出ませんが、アプリコンテストやハッカソンに出して、優勝すれば賞金は手に入ります。
なので、短期的な締切と、アプリコンテストで連覇することだけを考えさせてモチベーションを維持させようとしました。
また、複数のチームを参加させ、定期的にオープンな場で進捗報告をさせる事によって、自分のチームの進捗を認識させるなど工夫を行っていました。

2. お金がないのでAWSや開発環境も実費
以前はオンプレ環境で、Dockerを使ったりESXiを使ったりしてサーバーを立てていましたが、サークルの目標である「実践的なIT技術者の育成」を行うにはAWSの取扱は必須になっていました(当時、今から5年前)
なので、AWSアカウントの無料枠で収まるように工夫したり、コンテストで得たお金をAWSに全投入する、学生への補助金を申請するなどしていました。
開発マシンは20~30万はしますが、先行投資ということでみんな購入していました。20~30万するマシンを買ってしまえば、自ずと「やらねば!」とモチベーションが上がっていたと思います。

3. 勉強が優先
「もうすぐ試験が近いんで、進捗ないです。。。」がとても大変でした。
学生は勉強が最優先で何があっても阻害をしてはいけないです。
その場合は、もう試験勉強のバッファー込みで開発スケジュールを立てていました。


[結論]学生のモチベーション戦略

1. 給料は出ない =>  短期的な締切と、アプリコンテストで連覇することを考えさせて、それを給料と捉えてもらう
2. お金がないのでAWSや開発環境も実費 => 20~30万するマシンを買ってもらい、自ずと「やらねば!」とモチベーションを上げてもらう
3. 勉強が優先 =>  試験勉強のバッファー込みで開発スケジュールを立てる

△社会人/フリーランス時代の悩み

社会人になると学生時代の悩みは全くなくなりました。
仕事として給料も出ますし、進捗がなければなぜ進捗がないのか問いただすこともできます。

社会人/フリーランスとしてITサービスを作り上げるときに大変だったこと
1. 優先度が低いと後回しにされる
2. 開発が間に合わない
3. 他のメンバーのモチベーションを下げないようにする
4. やりすぎない

1. 優先度が低いと後回しにされる
社会人として給料も出ますし、進捗がなければなぜ進捗がないのか問いただすこともできます。
複数の案件を抱えすぎてしまったがゆえに、優先されるプロジェクトと後回しにされるプロジェクトが出てきてしまいます。
私は、定期的に進捗を確認して回ってモチベーションを上げてもらったり、判断待ちのものが無いかを確認しつつタスクを意識付けするようにしていました。

2. 開発が間に合わない
そもそもの納期が短すぎた、仕様の考慮漏れがあった、バグが見つかった、ディレクションがうまく行かなかったなど、いろいろ理由ながあって開発が納期に間に合わないときがあると思います。
そこそこのピンチであれば、徹夜して終わらせれますが本当に何をしても無理な状況があると、モチベーションは一気になくなります。
私は、担当範囲外のところでもモチベーションが下がっていれば私がやろうとして、指示を仰ぎ「あなたがやるなら私が早いから」と手をつけてもらってとりあえず申し訳なさそうに作業してもらいました。

3. 他のメンバーのモチベーションを下げないようにする
技術介入ということで正社員の方に力を貸すのが業務委託の役割なのですが、
joinしてすぐに「ここはダメ!こうしよう」「あそこはこれがいい!」などすぐにでしゃばってしまうと、何だアイツとなってしまうなと思い、最初の1ヶ月はおとなしく郷に従うようにしています。
この行動に関して、「モチベーション大百科」という本にも書いてありましたが、心理学的にも有効だそうです。

4. やりすぎない
私が作業したほうが早いからなんでもやってしまうのが、私の悪い癖でした。
それをやってしまうと、後々の作業もすべて自分でやるようになりやがてパンクして死にますし成長もありません。
頼みづらくても、タスクをわけわけするようにしましょう。
また、人にタスクを振るときですが、「少し多すぎるぐらい」がちょうどよいです。

[結論]社会人のモチベーション戦略

1. 優先度が低いと後回しにされるタスク =>  判断待ちのものが無いかを確認しつつタスクを意識付け
2. 開発が間に合わない =>  私がやろうとして指示を仰ぎ「あなたがやるなら私が早いから」と手をつけてもらう
3. 他のメンバーのモチベーションを下げないようにする => 最初の1ヶ月はおとなしく郷に従う
4. やりすぎない =>  頼みづらくても、タスクをわけわけするようにしましょう。また、人にタスクを振るときは、「少し多すぎるぐらい」がちょうどよい。



△起業しようとしているときの悩み

起業しようぜ!っとなる仲間はたいてい「気が合う」もしくは「作るものが明確」であることが多いと思います。

起業しようとしているときに大変だったこと
1. 気が合いすぎると危険
2. できることを他人にも求めがち

1. 気が合いすぎると危険
気が合うメンバーで起業するのはもちろん楽しいしワクワクするかもしれませんが、逆に関係を悪化させるリスクもあると言えます
また、お互いの気持がわかっているからこそ、盲点に気づきにくかったりすると思います。
適度な緊張感と距離感は大事だし、せっかくの仲間なので関係は悪化させたくないです。

2. できることを他人にも求めがち
どうしても、メンバーが少ないといろいろなことを開発の他に経理など同時にやってもらわないといけなくなり、自分にできることを他人にも求めがちですが、
「やってくれ」という命令形ではなくて「困っている、助けてほしい」という言葉を使って助けを求めるようにしています。
これも「モチベーション大百科」に有効な方法として書いてあって自然にやってたわ〜っと良かったです。

また、以前紹介した本で、それぞれの役割があるからこそ組織は回るというとこにもつながってくるので、求め過ぎは良くないかなー。

[結論] 起業しようとしているときのモチベーション戦略(仲間集め)

・気が合いすぎると危険 => 盲点に気づきにくなる
・できることを他人にも求めがち => 
言葉を使って助けを求める

以上また進捗あれば追記します!

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