見出し画像

科学的根拠と西洋医学

総合病院で整形外科ope超急性期から回復期,内科は亜急性期,整形外科で運動器と脳血管リハ,介護施設で慢性期…と10年で数々の患者さんを診てきました。…ただ,科学的根拠に基づいた西洋医学で。学会や研究発表,症例報告ですら,エビデンス(科学的根拠)が無いと話にもならない世界でした。

理学療法士である程度のキャリアがある人ならわかると思う!

自分がそうだって言っているわけでは…ない…w

詰まるところ,エビデンスに基づいた事だけしていても,良くならない患者さんがいました。

その患者さん達は我々理学療法士や医師からは"イエローフラッグ"などと言われます。

心理社会的要因、つまりその患者さんが居る環境や心理状態が良く無いので症状が良くならないとされます。

イエローフラッグだけで決めつけて,我々の関与する領域では無いと決めつけるのが辛かった。

徒手療法や運動療法(ピラティスやヨガの他、この世界には沢山のメソッドがあります)で良くならない患者さんを単なるイエローフラッグに分類して,我々ができることは限られる。に棄却するのは心苦しかったんです。

それに、人間の痛みって身体の痛みだけでは無いと思います。

心の痛みとオーバーラップするんです。

あーだこーだ,御託を並べて論じたって目の前の患者さんが大事だよ。


いいなと思ったら応援しよう!