#006_大会に出るのはコスパが悪い？

こんにちは、岡本です。最近の柔術の大会は出場費が安くても8,000円くらいかかります。だいたい1万円弱かかるわけですが、試合時間は30歳以上のマスター世代でだいたい5分なので、仮に1回戦で負けてしまえば5分で8,000円が溶けることになります。

仮に3回勝って優勝したとしても、一本勝ちではなくフルで試合しても15分で終わるわけで、よく周りに言われるのは、「安くないお金を払って46歳にもなってよくやりますね。」ということばです。

客観的に考えてみれば確かにそうかもしれません。みんなで楽しく運動して気分爽快になりたいのであれば練習だけで十分なはずです。

「試合に出なくてもいいんじゃないか？」

こう思う方もいるかもしれません。家族会議を開いて許されたら高いお金を払って大会に申し込んで、毎日無意味に緊張して、試合当日は負けたらそれでもう終わりだし・・。超コスパ悪いじゃん。そう思う人は一定数いると思います。

しかし、試合は大会の日だけあるのではなく、大会に出ると決めた日から始まります。強い人がエントリーしてきたらどうしよう。なんて思いながら大会サイトから申し込んで、お金を払って申し込んだ瞬間、なんか時々ドキドキするようになります。

日中でも試合のことを頻繁に考えることが多くなり、どうやって攻めるか戦略を練ったり、練習にもいつも以上に熱が入るようになったりします。

試合のことを考え出したら胸の鼓動が高まってきて、負けたらどうしよう。秒殺されたらどうしよう。怪我したらどうしよう。とかマイナスのことばかり考えている人も多いかもしれません。

減量が必要な人もいるでしょう。会社の飲み会を断れない中で、食べるのをセーブしてお酒もあまり飲まずに会費だけ払って飲み会を終える。気付いたらストイックになっています。

頻繁にエントリーリストをチェックするようになり、自分のカテゴリーの出場選手の試合動画をYouTubeで検索して研究するようになったり。

気付きた時には試合のことで頭がいっぱいです。試合3日前くらいにはトーナメント表が確定します。何回勝てばメダル獲得か。そんなことを考えたりして、試合の日はやってきます。

試合前日の日は、減量が厳しい人にとっては最後の勝負です。夕飯と水のことを考慮したうえで風呂で水分調整をして、就寝に就くわけですが、なかなか寝つきが悪い。目が覚めてみたら4時台で、また目をつぶって寝るようにしたり。

いざ試合当日となり会場へ向かい試合。勝つときもあれば負けるときもあります。優勝すれば嬉しいですが、負けて学ぶこともあります。試合に出なきゃ良かったのか？というと決してそんなことはないです。

周りの仲間が応援してくれて、対戦相手とは仲良くなり、試合の日までキツいことをしてきたけど、46歳にもなって頑張ったなと思えるし。試合動画を見返して、あーこのときこうすれば良かったなとか1人反省会を開いたり。

非日常の体験や生きているという実感を、この年齢になっても味わえるのがクセになります。試合はコスパが悪いのか？というと決してそんなことはないです。

試合に出ると決めたおかげで痩せることはできたし、ヒリヒリした毎日を過ごすことができたし、生きがいや非日常の体験を味わえたわけです。何もできずに秒殺で初戦敗退とかであれば話は別かもしれませんが、試合をして新たな課題も見つかるので、1万円弱払ってたくさんのことを体験して経験値を得ることができるわけです。

もし、試合に出ようか迷っている人がいたとしたら、私は試合に出ることをオススメします。勝つときもあれば負けるときもあります。負けたとしてもいつかは勝てる日が来ます。その日のためにまだ頑張ろう。そう思いながら、試合までの過程を楽しみつつ、試合当日を迎えてほしいです。

ブラジリアン柔術アカデミーRJJ
◼︎活動場所
埼玉県上尾市向山4-3-10  上尾市民体育館
◼︎連絡先
09027488384
◼︎見学または体験の申込み
https://www.rjjbjj.com/taikenkai/

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