【今更】ニンテンドーDSで作れる作曲ソフトの紹介🎹
先日私のYouTubeチャンネルを紹介させていただいた時に軽く名前だけ紹介した「KORG M01」についてもう少し詳しく紹介させていただきたく思い更新させていただきました。
既にYouTubeチャンネルの動画をご覧下さった方はご存知だと思いますが、自分のYouTubeに上げてる音楽は全て「ニンテンドーDS」を使って作曲しております。
「こるぐえむぜろわん」と聞くと難しそうなイメージを持たれるかもしれませんが、要約するとニンテンドーDSで使える作曲ソフトです。
音楽についての知識は皆無で、楽器は全く弾けないし、楽譜ももちろん読めない、挙句の果てにト音記号が何をするのかすら分かっておらず、音楽の知識に関して言えばそこらの小学生の方が遥かに詳しいレベルの俺ですら使えるソフトなので、試しに作曲を初めたい方にもとてもオススメです。
今更かもしれませんが、ニンテンドーDSには簡単に作れ、しかも安価で手に入る作曲ソフトもあるので、今絶賛稼働中のKORG M01も含めて、オススメの作曲ソフトを紹介させていただきたいと思いますので、興味のある方は少しの間お付き合い下さい🎵
■1.KORG M01
それでは改めて詳しく紹介されていただきますね。
こちらはニンテンドーDSの作曲ソフトですので、DSと3DSに対応しておりますが、3DSだとレイアウトの関係上、画面がボヤけて見づらいため、末永く使っていくのであればDSの中でも特に丈夫で使いやすい「DSi」でのプレイがオススメです。
編集画面をパッと見た感じ色々と複雑そうですが、1.楽器を選択、2.ノート(音)を配置、3.必要に応じてベロシティ(音の強弱)を調整、の基本的にその3点を行うだけでメロディーを作れるので、操作に慣れるととてもシンプルで作りやすいです。
ただし、本格的な作曲ソフトの「Cubase」はもちろん、後ほど紹介させていただく「バンドブラザーズシリーズ」と比べても音の編集機能が少ないので、作曲に慣れてくると今度は物足りなく感じてくるかもしれませんね。
例えば「KORG M01」の音の調整に関しては、音の出だしを強めるアタックと残響、いわゆるリリースの調整が出来るくらいで、ビブラートを弄る機能がなくノートの途中で音階を変更することが出来ない点にだけご注意下さい。
※後に紹介させていただく「大合奏!バンドブラザーズDX」と「大合奏!バンドブラザーズP」にはパート毎に音色を細かく弄れる、いわゆる音色の調整機能があるので、音階を徐々に下げる「フォール」やマリオのジャンプ音のような効果音も再現することが可能です!
前述の通り自分は音楽について詳しくないのでよく分かってないのですが、こちらのソフト音楽業界でも名のある方が作っていらっしゃるようで、音源だけ聞くととてもDSとは思えないくらい素晴らしい音が出ます。
(他にも作曲ソフトを紹介させていただきますが、DSの作曲ソフトに限って言ってしまえばもうこれ一本で良いかなーってくらいですね笑)
ただ明らかな欠点として、作曲機能にステータスを全振りした感じのソフトなので、先程説明させていただいたノートの音階を自由に調整できない点の他にも操作部分やUI面に関しても若干難アリな点にご注意下さい。
詳しい機能について書くと長くなるので省略しますが、例えば編集ソフトでよく使う「戻る」や「やり直し」の機能はなく、他にも音楽の保存領域が10個とかなり少ないので、末永く使う場合は上書きは免れないでしょうね(今では知らない方もいるかと思いますが、昔のゲーム機にはSDカードはもちろん、バックアップ機能もなかったので、保存領域を増やしたい場合は"そういったツール"を使って保存する人が多かったのです)。
※音楽データを保存する際にもその都度データを選択して上書きしないといけないので、間違って大事なデータを書き換えてしまわないように注意しましょう!
他にも欠点と言えばソフトの値段が高いところでしょうか。
ニンテンドーDSシリーズのソフトは既に生産が終了しているため、手に入れるにはフリマサイト等で中古を購入するしか方法がありません。
この点に関しては仕方がないのかもしれませんが、「KORG M01」は中古の相場が7,000円前後と、更に状態が良いものだと10,000円以上の値がつくこともあり、DSソフトにしてはかなり値段が高いのも気になる点です。
話を機能面に戻しますが、作曲の方法がピアノロールなので初心者には少し扱い辛いかもしれませんが、こちらは後に本格的なパソコンの音楽ソフトを扱うのであれば慣れておくことに越したことはないでしょう。
多少の扱い辛さは目を瞑れるくらいに素晴らしいソフトなので、少し奮発して買ってみる価値はあるかなと思います。
ちなみに、パート数は8個と少ないですが、ドラムも併せて最大で12和音同時に音を出せるので、その点については特に気にならないと思います👍
自分もこのソフトを使って今までいろんな音楽を作ってきましたが、本当にパート数が足りなくて音を省いたケースは数えるくらいしかなかったので、容量に関しても無駄遣いしない限り大丈夫でしょう。
余談ですが、3DSのダウンロード専用ソフトで「KORG M01D」と、こちらの完全上位互換版がありましたが、残念ながら今では3DSのオンラインサービス自体が終了しているためこちらのソフトは購入することができません。
値段も3,000円台とKORG M01の中古価格よりも遥かに安く、もし今も配信されていれば3DSを新たに買ってでもこちらのソフトをダウンロードした方が良かったのですが…。
前述の通りダウンロード不可ということで、ここではこれ以上触れないので、気になる方は調べてみてくださいね。
■2.大合奏!バンドブラザーズシリーズ
こちらのソフトは音楽をやらない人も名前くらいは聞いたことあるのではないでしょうか。
せっかくなので概要も含めて詳しく紹介させていただききますが、こちらは2004年に初代ニンテンドーDSと一緒に初めて登場した作曲機能付きの演奏ソフトです(今からだともう発売してから20年近くも経つんですね…時間が過ぎるのは早い…)。
初代はパッケージの裏に「ハナウタを歌うだけで作曲が出来る!」と、それこそ歌い文句のように書いてあるクセにいざ蓋を開けてみたら「こんなものでまともな曲が作れるわけない」とゲーム内で告げられ「そりゃねぇだろ…」ってなった人は自分以外にもいたのではないでしょうか…😅
まあ自分はこのソフトのおかげで作曲の楽しさを知れたので、結果オーライなのですが💦
ただ、この頃はまだ演奏がメインで作曲機能はあくまでもオマケという立ち位置で、肝心の譜面を使った本格作曲機能が何故か隠し機能になっており、開放するためには演奏がメインのストーリーモードクリアしないといけないため、音楽が作りたくて買ったのにいつまで経っても作曲出来ないといったトラブルが発生した人も多かったと思います。
(現に自分もその一人で、当時クラスの中で特に仲が良かった女の子に貸してストーリーモードをクリアして作曲機能を開放してもらったのを今でも覚えてますね😓)
話を本題に戻すと、バンブラシリーズは2004年に発売された「初代」と2008年発売の「DX」と2013年にニンテンドー3DS用ソフトとして発売された「P」の合計3本出ており、3DSを所持しているのであれば一応最新版である「P」の購入をオススメしますが、DSしか持っていなければ「DX」でもいいと思います(逆に初代は上記の通り作曲機能が隠し要素になっているのと保存領域が8個と少ないので、あまりおススメできません)。
※ちなみにバンブラPの注意点としてこちらはゲームカードではなく、本体のSDカードの方にデータが保存されるため、3DS本体が壊れてしまった場合はデータを取り出せなくなる可能性がある点にだけお気をつけ下さい。
バンブラシリーズの利点は、やはり腐っても任天堂さんということで、作りやすいところと既に楽曲のダウンロードサービスが終了したがゆえに値崩れしてるので、メルカリ等のフリマサイトでお手頃に購入出来るところでしょうか。
他にもバンブラDXとバンブラPには前述の通り、KORGにはない音色の調整機能が備わっており、同じ楽器でも全く異なる音に変更できるのも強みです。
また、KORGでは音の途中で音階を変更することは出来ませんが、バンブラDXとバンブラPでは音色の変更機能を使うことで「ファアアア〜⤴」っといった感じに徐々に音程が上がっていく音(しゃくりやフォール)も擬似的にではありますが再現することが可能です。
尚、音源に関しては個人的にKORG M01より落ちるものの、一部の音はバンブラの方が良かったりすることもあるので、音楽に合わせて使い分けてみるのもいいかもしれませんね。
最後に作曲画面についてですが、ピアノロールのKORG M01と異なり、バンブラシリーズは全てスコア(譜面)での作曲となります。
楽譜なんて読めるかボケ!って人も🎵を配置する度に音がなってくれるので(KORGの方は一々ピアノバーをタッチして音階を確認しないといけないので音感がないと作り辛いですが)こちらは音感が全く無くても特に問題ありません。
■3.メイドイン俺(俺レコード)
先日の記事で紹介させていただいたゲームソフトですね。
本来はゲームを作るのが目的なのですが、一応申し訳ない程度の作曲機能も搭載されており、作った音楽はゲームとは別に最大90個まで保存することが可能です♫
このソフトの最大の利点としてはとにかくめちゃくちゃ作りやすいといったところでしょうか。
その代わりに音源の方は、こう書いちゃ悪いのですが…オモチャレベルなので本格的な作曲には不向きです。
作曲画面はピアノロールに近い作りで、こちらもバンブラシリーズと同じく音符をスライドする度に音が鳴ってくれるので、KORGとは違って音感も取りやすく、他にも簡単なメロディーを自動生成してくれるAI機能もあるので手始めに作曲してみたいという方にオススメ出来ると思います。
性能はリズム(ドラム)パートを含めて最大で5つと数世代前のケータイの作曲機能レベルとなっており、上記の通り本格的な作曲にはハッキリ言って不向きなので、手始めに触ってみて音の作り方に慣れ始めたらバンブラやKORGの方にシフトチェンジしてみるのもアリかなと思います。
他にも作りやすさを生かして思いつきで考えたメロディーを記録しておくメモ帳ツールとしての使い方も出来るのではないかなと思います。
また、音質はショボイもののバンブラやKORGにはない特徴的で面白い音も多いので、作曲知識のある方もそうでない方もまだ触ったことのないのであれば一度触れてみてはいかがでしょうか?
以上、DSで使える作曲ソフト3本のご紹介でした。
中でもKORG M01に至ってはCubaseと比べると機能面では少し物足りないものの、その分専門知識もいりませんし、何より音源に関しては20年前のゲーム機の音とは思えないくらい良い音が出ますので、ちょっと高くても使ってみる価値はあると思います。
最後になりますが、作曲って難しいイメージがありますが、曲のパターンはある程度決まっているので、それさえ分かれば誰でも作れます。
作曲を初めたい方はまず自分のように耳コピから始めて上手い人の曲をマネてみるのもアリかもしれませんね。
それでは、長くなりましたので今回はこの辺で👋
そろそろクソゲーのアップデートも完成しそうなのでこちらの方も更新させていただきますね。