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技術職プレーヤーからリーダーになる 何に時間を使うべきか
化学企業の技術職として働いている「なおきち/技術士」です。
数名の小チームのリーダーをしています。
24年を振り返ってみると、チームリーダー業務に関して課題が残りました。
自分の案件は何とか終わらせられたけど、チームメンバーは成果を出せていない。
自分自身は新たにできるようになったことも多い一方、メンバーはイマイチ成長していない。
なぜこのような事態が生じてしまったのでしょうか?
私が、プレーヤー業務に時間を使いすぎてしまったことが原因の一つです。
技術士的に考えると、自身の専門的学識や問題解決に意識が向きすぎていた。
マネジメント、評価、コミュニケーション、リーダーシップに時間を使えていない状態です。
リーダー業務の改善が課題と言えます。
そこで25年はリーダーとして何に時間を使うべきか、自分なりに考えることにしました。
技術リーダーとして取り組むべき3つのこと
リーダーとして、私が取り組むべきことが3つあると考えています。
ディスカッション
案件の獲得
可視化
ディスカッション
メンバーの担当する案件についてディスカッションすることは、リーダーにとって重要な業務です。
社内で使っているコア技術は同じですが、案件ごとに技術的な問題解決法は異なります。
そこで、担当者の状況を知り、どのように解決するべきか、ディスカッションを通じて決定します。
担当者は案件に集中していると、目指すべき方向性を見誤ってしまうことがよくあります。
そんな時に第三者的に壁打ち相手となることで、業務の方向性の軌道修正が行えるんですね。
しかし24年は、メンバーとのディスカッションを行う時間を確保できず、迷走する案件をいくつか発生させてしまいました。
今年は毎週水曜日の16時からなど、決まった時間にスケジュールを確保することにしました。
業務の獲得
メンバーが担当する案件を獲得したり、担当者を割り振ったりすることも重要な業務です。
可能な限り、メンバーが技術的な業務に集中できることが理想です。
24年は案件獲得のための時間を捻出できず、人数に対して十分な量の案件を確保できませんでした。
その分メンバーに心配もかけてしまった。
私の技術業務をメンバーに移行し、私自身は顧客へのアプローチを増やすことが今年の課題です。
可視化
業務の進捗や問題事象の可視化も、リーダーにとって重要な業務です。
可視化をしないと、業務上の問題事項を問題であると認識できません。
認知できないことは改善のしようがありませんので、業務が停滞することになります。
逆に、みんなが問題であると認知できれば、自然と解決に向かうことがよくあります。
私の所属する組織では、ものづくり企業なのに「記録」や「可視化」の文化があまり根付いていないんです。
その結果、一部の人が問題や課題と認識していることも、全体の問題意識には発展していないのです。
個人がモヤモヤを抱えていて、そのモヤモヤを理解できていない社員はおかしいと憤っている人もいます。
この問題は、問題事項の可視化が行われえていないためであると考えています。
可視化されていないため、みんなの問題だと認識できていないのです。
こちらも毎週の決まった時間にスケジュールを確保し、データを取得することにしました。