![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/171645272/rectangle_large_type_2_324bafd5580a1b0c29b4a04f86538f1e.png?width=1200)
公式サイトの開設とアップデートは...
フューチャー・デザイン・コンソーシアム代表の岡本です。なかなか活動が進まない期間があってもどかしく思っていたため、創設間際は駆け足でやや強引に進めてしまいました。やはり物事は勢いというのも大事ですよね。実際、多忙を極める日常において、新しい組織を立ち上げるとかその公式サイトを立ち上げるなんて、勢いで進めないと無理です。いや、無茶かもしれません。そんなに頑張って取り組んでも、喉元過ぎれば熱さを忘れてしまいますので、記録に残しておこうと思います。
後で詳しく書きますが、今回諸々の実作業は私が一人でやりきっています。それが可能だったのは、年末年始に時間とやる気があり、準備委員会のみなさんに諮っていたコンソーシアム構想の具体化を一気に進められたこと、そして私が提供する共有コンテンツの作業を一気に進められたことが大きな要因です。そして、ウェブサイトを丸ごと一人で作り上げる知識と経験とスキルがあり、やり始めると脳が趣味活動の一つと認識したので、だんだん楽しくなってきたことも重要です。
あと、1ヶ月弱の夜間休日だけを使って構築できた最大の要因は、やはりChatGPTです。さすがにページのレイアウトや、メニューとユーザビリティの設計をして、それを全部白紙の状態から1人で書き起こすのはこの期間では無理です(オリジナルのイラストを含めるならもっと無理です)。今回、ChatGPTにコード素案を書いてもらい、それを自分で検証してChatGPTに修正してもらい、意図が全く伝わらない時やおかしな方向に行ってしまった時は自分で修正しながら作ったからこそ実現できたのです。
こういう技術的なことはChatGPTが意図通りに働くと本当に時間短縮ができますが、全くダメなことも多いので、基礎技術をしっかり持っている人が使うものだということをつくづく実感しています。例えばこんな感じです。「〇〇のようにデザインを変えたいからこのスタイルシートを修正して」と指示すると、ChatGPTはこうですと修正箇所を出しました。それをどのように元のファイルに組み込むかわかりにくかったり、指示通りに書き換えても表示がくずれたりしたので、「今までの407行あるコードはできるだけそのまま残して、完全な修正案を出して」とさらに指示すると、「わかりました。407行あるコードはできるだけそのまま残して、完全な修正案を出します」と言って158行のコードを出してきました。あれ?と思って「少なくない?何行あるか数えてみて」と言うと、悪びれず平然と「158行です」なんて言う始末です。さらに何度かやり取りして「わかりました、一切削除はしません」と言うので、期待して結果を見たら、さらに減って140行になっていました。もうコントです。さすがにちょっとイラッとしてキレ気味に「もう自分でやるから良い」と言いましたが、ChatGPTは逆ギレせず謝ってくれるので憎めません。
そんなこんなで、公式サイトを開設し、週末には細かくアップデートを刻んでいます。大きな組織や団体の公式サイトなら、広報委員会が企画し、全体会議に諮って承認されたものを外注し、上がってきたものをまた広報委員会でチェックして業者に連絡し、ようやくアップデート完了となるのが普通です。多少のタスクはスキップできるとしても、それなりに人手もお金も時間もかかりますし、しょうもないことで議論が長引くこともあります。フューチャー・デザイン・コンソーシアムでは現状全くお金がありませんし(ドメイン代は私が手出し)、お忙しい関係者にたくさん仕事を頼むのも気が引けますし(独立研究者は基本的にさせられることを嫌いますし)、私の裁量である程度できるので、しばらくはどんどん改善していきます。元からアジャイル型でいこうとは思っていましたし。
今のところは、フューチャー・デザイン・コンソーシアム創設と公式サイト開設の勢いそのままに、いろいろなイベント(直接関係ないものもの含め)に出るたびに代表として宣伝しまくっています(宣伝も大事です)。そう言ってもまだ正会員は3名なので、あまり宣伝しまくっても微妙と言えば微妙ですが、組織運営もアジャイル型でいこうと思っているので、これはこれでいいんです。このコンソーシアムでは、従来の組織運営を根本から覆すことをどんどんやっていきたいと考えていますので。
私がウェブサイトのアップデートを頻繁にやれているのは、義務や責任感よりもむしろ創作活動に近いからかもしれません。これまで私が絵を描いたり、ウッドクラフトを作ったりするときは、1点の制作に数カ月かけることもありました。そして、作品が完成に近づくにつれ、その状態を見るのも楽しいし、さらに良くすることも楽しいのです。いま、そんな感じなんだと思います。