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自分の「本当は好き」なことはなんだろう

「ベストセラー」と
「偏愛する本」の両方を
とり上げることにしよう!

柏木美桜

出典)
『マンガでわかる 話すチカラ』
著者 齋藤孝 安住紳一郎 2021年

 前回の投稿からかなり間が空いてしまいました。
 原因は色々とあるのですが、ひっくるめて言うと「心と頭に余裕がないとインプットもアウトプットもできない」ということでしょうか。

 さて、そんな余裕がない時期もなんとか乗り切って、ふらっと図書館に行く程度には落ち着いてきました。
 その際に偶然目にした本が、『マンガでわかる 話すチカラ』です。
 マンガということもあり、読みやすいのではないかと思い借りてみました。
 プロコーチ、キャリアカウンセラー、たまにセミナー講師として、他者と話をしたり、他者に話をする機会があるので、興味がある分野です。

 『将来、高校教師になることを目指している明治大学3年生の柏木美桜。学校の先生になりたいけれど、人前で話すことが苦手……。話し上手になりたい!』
 というところから始まるストーリーです。
 詳しいあらすじは、出版社のホームページなどをご覧ください。

 冒頭のセリフは主人公の柏木美桜が、とある授業を受けていたときに思いついたものです。
 授業の文脈としては、「話し上手になるには、流行り物も、自分の偏愛するものも、両方持っている方がいいよね」というようなものです。

 話の本筋とはずれるのですが、自分が偏愛するもの(偏愛には幅広い用法があるようですが、本書では「マニアックな好きなもの」という意味で使っています。)というのは、気が付かなかったり、正直になれなかったりすることも多いのではないかと、この部分を読んでいて思いました。

 社会的な価値観や、流行り廃り、または親や周囲からの教育、その他環境など、色々なものに遠慮をして。
 また場合によっては、「そんなもの(こと)を好きだと思ってはダメだ」という思い込みによって。
 本来であれば、法に触れない限り、よっぽどのことがない限り、誰がなにを好きになってもいいはずなのですが、上記のような理由で、自分の気持に正直になるのはなかなか難しいのかもしれません。

 とはいえ、なかなか自分のマニアックな部分を認めたり、開示したりするのは、恥ずかしくもあり、怖くもあるかもしれません。
 無理に自己開示をする必要はないと思いますが、自分の「好き」に正直になってみるのもいいのではないでしょうか。


 自分の「本当は好き」なことはなんだろう
 自分の「好き」を話したいけれど話せない方
 自分の「好き」に自信が持てない方
 自分の「本当は好きなもの」がわからない方
 そんな方に寄り添える人でありたいです


『マンガでわかる 話すチカラ』
2021年3月2日 第1刷発行
著者 齋藤孝 安住紳一郎
発行所 ダイヤモンド社
https://www.diamond.co.jp/book/9784478112632.html

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