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過去の経験にどんな意味付けができるだろう
「ボートやる意味あった?」
佐伯姫
劇場アニメ『がんばっていきまっしょい』より
原作:敷村良子 「がんばっていきまっしょい」(幻冬舎文庫)
監督:櫻木優平
前回、このブログを書いたのが9月21日。約2ヶ月弱の間が空いてしまいました。
自分の決め事としては、「1日、11日、21日に書く!」だったのですが、守ることができませんでした。
とはいえ、その間にも映画やアニメを見たり、本を読んだり、ライヴに行ったりと、『書くことの種』は色々とあった気がします。
でも、書かないと忘れてしまうものですね、残念ながら。
そんな中でも、覚えていたのが劇場アニメ『がんばっていきましょい』の冒頭のセリフです。
ドラマ化もされたことのある、敷村良子さん原作の、ボート部に青春を懸けた女子高校生たちの物語です。
物語の序盤、努力しても意味がないと、冷めた日々を送る主人公の少女
村上悦子が言った「ボートってしんどいだけじゃん。やる意味なくない?」というセリフ。
それが伏線となって、物語の終盤、悦子の友人である佐伯姫が悦子に問いかけたセリフです。
それに悦子がどう答えたかは、本編をご覧になっていただくとして、私はこの『やる意味』についてのやりとりが興味深いなぁと思いました。
成果や結果はもとより、コスパやタイパが重視される時代において、『なにかをやる』と決めるときに、『どんな意味や価値があるのか』『投資した時間や資金のもとが取れるのか』などが、判断基準になることが多いのではないかと思います。
それはそれである意味正しいのかもしれませんが、自分の人生を振り返ってみたときに、だいたいの行為や経験の意味というのは、後付なような気がしています。
今現在の私から見た過去の行為や経験に対して意味がある(ない)のであって、やってみる前に、その行為にどんな意味があるのかというのは正直なところわからないことが多いと思います。
突き詰めて言うと、死ぬ間際まで自分の人生で行った行為、経験の意味というのはわからないのかもしれません。
お金だって時間だって有限なので、「やってみる前には意味なんてわからないのだから、なんでもやってみろ」と、極端なことを言うつもりはありませんが、「やるか、やらないか迷っている」「やってみたい気がするけれど、無駄になったらどうしよう」と考えたり、悩んだりしているくらいなら、思い切ってやってみる方がいいかもしれません。
きっと自分の人生に対してなにかしらの『意味』が、どこかの段階で見い出せるはずです。
過去の経験にどんな意味付けができるだろう
本当はやってみたいのに「どうせやったって無駄だ」と自分自身を無理矢理納得させようとしている方
やりたいことがあるけれど、なにかの理由を付けて自分のことを後回しにしてしまう方
そんな方に寄り添える人でありたいです
劇場アニメ『がんばっていきまっしょい』
https://sh-anime.shochiku.co.jp/ganbatte-anime/