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沢マンギャラリーの思い出 文章苦手編

文章書くのはむずかしい

新宿眼科画廊新聞に2017年3月から
2年ぐらい連載した文章です。(ちょい変更しています)

私は本を読むことが小さい頃から苦手で挿絵ばかりを眺めていました。大人になってから多少は本を読むようになったけど、文章を書くことが苦手でブログを始めても続かずフェイスブックの投稿は手短に書くぐらいの自分でしたが、新宿眼科画廊の田中さんから新聞作るので何か書いてほしいと言われ、文章の練習と思い始めたものの、意外と大変で田中さんから毎月の締め切り催促で、勢いで仕上げるわけです。

なんでも言いたいことを書こうと思いますが、友人などの発言を載せる際は本人に文章を確認しますが、だいたいダメ出しが出てカットになるんですよね。ある時は「これを掲載したら岡本さんが不利になりますよ」と言われるので、「自分の責任で掲載するので、不利になろうが、かまいません。地方の作家&ギャラリストとして誰も相手にしてくれませんから」と説明するも「くだくだくだくだ」となんだか面倒くさい、表現の自由を訴え戦うのがアーティストの努めですが、ほんと面倒くさいので、カットに応じるわけです。

掲載当初は沢田マンションギャラリーroom38の日々の出来事を紹介しようと思っていましたが、展覧会を紹介しても面白くないし、様々なトラブルもありましたが(恋愛トラブルが面白かったりする)これこそ書いてしまったら当事者から嫌われる。ぐちぐち考えたら、意外と書くことが無いのです。文章の表現って難しいです。

作家が文章を書くこと、結構みんな苦手で沢マンギャラリーでもフリーペーパーを作り、みんなで作文しようぜと呼びかけ、自分も含め連載が続かず廃刊になりました。そして、ほとんどの作家さんは作品が主役なので、文章なんて書く必要ないと言い訳が始まるんですよね。正直なところ書きたくない(書けない)と認めてくれたら話早いですが、苦手なら練習したら良いと自分は思います。

鴻池朋子さんのコラムってやつですか高知新聞に連載されています。意外と面白くなく、こんな文章でもいいんだと、ある意味文章書けない自分には勇気をもらいました。

作家が嫌がるイベントとして、アーティストトークもやりたがらない作家が多すぎです。沢マンギャラリーの場合は人前で喋る練習(赤面症治療みたいな表現ですね)として、無理やり作家にやらせましたが、やってみたら意外と皆さん饒舌に喋るんですよ。やってみたら意外とおもしろかったとも言われますね。

高知に実在する「みんなに秘密だけど仕事したくないからアートしています素人騙し作家」たちも文章やトークなど色々と言い訳せずチャレンジしてほしいです。
苦手意識もやり続けていたら面白くもなります。
そんな自分も11回も苦手な文章を書き続けられたこと、
締め切りメールを送ってくれる田中さんに感謝です。


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