「YouTube」をビジネスで200%活用するためのノウハウ全集【完全版】
こんにちは。岡本啓毅(おかもと ひろき)です。
20代の若者向け人材紹介会社「株式会社UZUZ」を経営しています。
私は、この経営を通して培ったノウハウを元に、採用マーケティングについて学ぶ「採用マーケ知恵袋」(人事・採用関係者向けの有料コミュニティ)を運営しています。
※「採用マーケ知恵袋」の詳細は、以下の記事をご確認ください
このnoteでは、上記コミュニティ内でシェアした運用ノウハウの一部をどどんと公開!今回は「YouTube」に焦点を当てて、わかりやすくノウハウをお伝えしていきます。
最初に1つ忠告を。
YouTubeは見切り発車でスタートすると、
必ず失敗します。
なので「YouTubeを活用してビジネスを成功させたい!」という方は、絶対このnoteに目を通してほしいです。そのくらい“価値あるもの”になっていると自負しているので。
【このnoteで得られる知識】
・YouTubeで得られる「大きな成果」とは?
・マーケティングにおけるYouTubeの役割
・YouTubeを伸ばすための大事な考え方
・インプレッションをGETするための簡単2ステップ
・動画を作るときの一連の流れ
・YouTube運営で大切な「コスト」と「バランス」の考え方
それでは早速いってみましょう!
■「YouTube」は中小企業が大手に勝つための鍵を握る
無名企業が見込み顧客に自社を知ってもらうためには、さまざまなマーケティング施策を実施する必要があります。しかし、弊社のような中小企業では、大手企業のような潤沢な広告予算がないのが現実。
そのため、リスティング広告(※)やSEO(Google検索などで上位表示するためのマーケティング)といった“王道のマーケティング手段”で大手と戦うことは、正直いってかなり厳しいです。
※リスティング広告とは
検索エンジンの検索結果に、ユーザーが検索したキーワード(検索語句)に連動して掲載される以下のような広告のことです。
マーケティングの基本は「勝てる場所で戦う」です。
「どこで戦えば勝てるか?」と考え抜いた結果、UZUZがたどり着いたのが「YouTube」でした。
なぜなら、大手企業であるほど炎上リスクを懸念して、YouTubeなどの新規性の高い手法を見送る傾向が強いから。
もちろん中小企業とはいえYouTubeの運営リスクはあります。……が、以下の理由から挑戦することを決意し、2017年から動画投稿をスタートしました。(YouTube広告は5年ほど前に試したことがあったので、アカウント自体は以前から持っていました)
・「動画は確実にくる!」と言われ続けている分野だった
・YouTubeは「先行者の優位性が強い」と確信していた
以下に、“先行者の優位性が強い理由”も記載しておきます。
【YouTubeの先行者の優位性が強い理由】
YouTubeは一つの動画を見ると、その動画に関連する動画が表示(おすすめ)されます。
つまり、競合他社が同じターゲットに対して動画を作ったとしても、先にそのターゲットに対して動画を作っておけば、関連動画経由で自分たちの動画視聴に引き込むことができるということ。
先にYouTube上で動画を公開しておけば後から参入したチャンネルに抜かされづらくなるため、先行者に優位性があるといえます。
当時(2017年)と比べて、YouTubeに参入する企業は増えています。ですが、まだまだ成熟しておらずチャンスが残っているのがYouTube。
参入が早ければ早いほど、掴めるチャンスは大きくなります!
■コアなファンを獲得するために、UZUZが運営している“2つのチャンネル”
UZUZでは、2017年から現在まで2つのチャンネルを運営しており、合計のチャンネル登録数は5万人(2021年5月)を突破。
「チャンネル登録数5万人」と聞くと、一見少なく感じるかもしれません。でも“ビジネスに直結するコアなファン”を集めることができていれば、この登録数でも十分ビジネスとして成立します!
1.UZUZ就活チャンネル:登録数3万
【内容】
“オンライン学校”のようなイメージで、未経験者がエンジニアやマーケターになるために必要な知識を学べる学習動画を公開
仕事経験の少ない若者が仕事選びでミスマッチにならないためには、入社前にその仕事を経験することが大切です。そのため、“仕事に近い経験ができる場所”としてウズウズカレッジという仕事を学びながら就職活動ができるサービスを運営しています。
ですが、多くの若者は「学ぶのなんか面倒くさい...とにかく早く就職したい」と思うのが普通です。そこで活躍するのが「UZUZ就活チャンネル」。
YouTubeで気軽に見れる動画をアップすることで、「もっと詳しく学んで、ミスマッチのない就職をしたい!」と言う方が増えるように……と、こちらのチャンネルを運営しています。
2.ひろさんチャンネル:登録数2.3万
【内容】
面接の不安が解消できるような“ノウハウ動画”を公開
UZUZがメインでサポートしている若者は、既卒(卒業して働いていない方)や第二新卒(1社目を短期間で退職している方)です。
就職面接では、新卒のような綺麗な経歴でないと「なぜブランクがあるの?」「なぜ短期間で退職したの?」のような“新卒時には聞かれないような難しい質問”をされるようになります。
このチャンネルで求職者の一番の悩みである「面接」に対する不安を解消できる動画を公開し、「この会社に就職のサポートをしてもらえたら、安心だ!」と思ってもらえることを目指しています。
このような「明確な意図」を持ちYouTubeを運営することで、5万人という登録者数でも、ビジネスの成功に直結する成果を出すことができています。
■YouTubeで得られた大きな成果
ここから、UZUZがYouTubeを運営してきたことによって得られた成果をいくつか紹介していきます。
①ToCマーケティング
・毎月200~300名程度の新規WEB登録の獲得
②自社採用
・2020年の採用者15人のうち「応募の決め手」がYouTubeだった社員が4名
・YouTubeで求人媒体の効果が2倍にUP!
UZUZの採用に応募してくれた方に以下のような質問をしています。
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・UZUZを初めて知ったのは何ですか?:YouTube 13%
・応募の決め手は何ですか?:YouTube 26%
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つまり、YouTube自体で認知を高めることもできるが、それ以上に「応募の決め手」として効果を発揮します。
③ToBマーケティング
・「YouTubeでUZUZを知りました!」と同業界の方や採用担当者に言っていただけることが増加
④業務効率化
<UZUZの使い方>
・会社説明会動画を採用ページに貼ることで、会社説明の工数削減
・面接対策動画で、CAの工数削減&サービスの品質の平準化
・登録から就業決定までの流れを動画にして、キャンセル率低下へ
・社員教育用のコンテンツを限定公開(URLを知ってる人だけアクセスできる設定)でアップロードし、研修工数の削減
このようにYouTubeは幅広い領域でビジネスインパクトを生んでくれます。
ここからはYouTubeを活用してビジネスインパクトを産む方法をできるだけわかりやすく解説していきますね!
■マーケティング全体におけるYouTubeの役割
YouTube運用を開始するにあたって「マーケティング全体においてYouTubeでどのような役割を果たしてもらうか?」を考えることはとても大切。
私は当初から「最終的に集客や採用を伸ばしたい」と思っていましたが、それをYouTube単体で狙うのは難しいと考えていました。
なぜなら、
若い人ほどネットリテラシーが上がり、
どんどん賢くなっているから
です。
例えば“ひとりの求職中の若者”がいたとします。たまたま閲覧したサイトに、UZUZの良いことがたっぷり書いてあったとしても、それを鵜呑みにして「よし、応募(登録)しよう!」と即行動をとる人は、どんどん少なくなっています。
特に“優秀な人材”ほど「この情報は本当かな?ちょっと調べてみよう」と、一歩踏みとどまる傾向は強くなる……。
そのためUZUZでは「クロスメディア戦略」を取っています!
【クロスメディア戦略とは】
Twitter、YouTube、SEO、アフィリエイトなどの複数の“集客チャネル”を総合的にアプローチする手法のこと。
応募を集める着地は「会員登録のためのLP(ランディングページ※)」や「応募するためのコーポレートサイト」など。
そこに辿り着くまでにグルグル回遊してもらうことを狙っています。具体的なイメージは以下。
こんな感じでファンを増やしていくことを狙っています。
そのためYouTube単体で「会員登録を獲得すること」を目的にはせず、「UZUZを認知してもらい、他のチャネルへ回遊してもらうこと」を役割としています。
特にTwitterやYouTubeなどは商売っ気が強いと嫌煙される傾向があるので、ぜひ参考にしてください。
※ランディングページとは
商品・サービスの注文やお問い合わせ(コンバージョン)の獲得に特化したページのこと。
■YouTubeを伸ばすために大事なこと
YouTubeを伸ばすためには「YouTube界のルール」を知ることが大事です。
どんなゲームでもそうですが“プレイルール”を深く理解することは、ゲームをクリアするためにとっても重要ですよね。YouTubeも同じなんです。
気になるYouTubeのルールは、
視聴者が、YouTubeで長い時間を過ごしてくれる
コンテンツを優遇する
です。
ご存知の方も多いと思いますが、YouTubeは広告収入で売上を作っています。そのためYouTubeは、多くの視聴者に広告をたくさん見てもらって、広告費を沢山稼ぎ出したいと考えています。
広告費を多く生み出す動画には、YouTubeが「この動画はお金になるから、沢山の人に見てもらえるようにしてあげるよ!」とインプレッション※をプレゼントしてくれるんです。
※インプレッションとは
「動画が表示された回数」のこと。
例:関連動画としてサムネイルが1度表示されたら、1インプレッション。
では、そんな大切な「インプレッション」を稼ぐにはどうしたらいいのか。
インプレッションを稼ぐための2ステップについて、詳しく解説していきます!そして、ここから先は有料となります。
「YouTubeだけに限らず、HRマーケティングについて広く情報を知りたい!」という方。そんな方は「採用マーケ知恵袋」にご参加いただければ、他のnoteに公開している有料コンテンツも全て見ることができます。
興味があれば、こちらのnoteで「採用マーケ知恵袋」についてチェックしてみてください。
■インプレッションをGETするための2ステップ
YouTubeでインプレッションをゲットするためには、以下の2ステップが重要です。
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