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【必勝法】Wantedlyランキングで1位をゲットしたので、全ノウハウをまとめてみた

こんにちは。岡本啓毅(おかもと ひろき)です。
20代の若者向け人材紹介会社「株式会社UZUZ」を経営しています。

起業10年目を迎えたUZUZですが、まだまだ名もなき駆け出しのベンチャー企業。絶賛採用強化中のUZUZでは、ベンチャー企業でもやり方次第で大きな成果を出せる「Wantedly」の運用に力を入れています。

2021年4月から本格運用をスタートして2ヶ月で、ありがたいことに、Wantedlyランキング1位を獲得することができました!

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さらに肝心の「採用実績」も、

・正社員の内定2名(内1名採用)
・アルバイトの採用2名
・業務委託の採用3名

と、嬉しい結果になっています。

とはいえ運用開始当初は「744位」とランキングも低く、肝心の応募も全然集まっていない状態でした。たったの2ヶ月で「Wantedlyランキング1位」さらに「採用実績」を出せたのは、Wantedlyのノウハウに基づいて運用したからです。

このnoteでは、UZUZが実践したWantedlyランキング1位を獲得するまでの全ノウハウを大公開。この情報を“知ってるか・知らないか”で、Wantedlyによってもたらされる恩恵は、月とスッポンレベルに変わります。マジです。

【このnoteでわかること】
・Wantedly運用の正しい3ステップ
・Wantedlyのタイトル/アイキャッチのコツ
・応募者数とPV数を稼ぐための効果的な方法
・Wantedlyでランキング上位に入るための運用方法


※ちょっと宣伝!
UZUZの会社経営を通して培ったノウハウを元に、採用マーケティングについて学ぶ「採用マーケ知恵袋」(人事・採用関係者向けの有料コミュニティ)も運営しています!

このnoteでご紹介している情報は、すべて上記コミュニティで公開し反響の大きかったもの。もし「採用マーケの知識を深めたい」という方は、以下記事で紹介している採用マーケ知恵袋の全貌をチェックしてもらえると嬉しいです!

■正しい運用ステップが、Wantedlyを成功に導く

まずはじめに、結論からお伝えします。
Wantedly運用を成功させたいなら、以下の3つステップで取り組んでください。この3ステップで、必ずWantedlyランキングも応募者数もグングン上がり、良い人材の獲得に繋がっていきます。

STEP1:会社ページの作り込み/定期更新の下準備
STEP2:募集・ストーリー記事の定期更新
STEP3:人気募集記事の作成

Wantedlyピラミッド図

「いやいや、本当に?たったこれだけで上手くいくの?」

と思ったそこのアナタ!

実際にUZUZの変化をみてみましょう。以前、「とりあえず更新すればいいよね」と“なあなあ”に運用していた時期があったので、当時と比較していきます。

▼2019年4月1日〜6月9日のデータ(なあなあ運用時代)

2019年4月1日〜6月9日のデータ

応募回数:126回

▼2021年4月1日〜6月9日のデータ(ガチ運用時代)

2021年4月1日〜6月9日のデータ

応募回数:686回

「とりあえず更新すればいい」と運用していた2019年4月〜6月。一方2021年4月〜6月は、Wantedlyのアルゴリズムにのっとり規則的に運用しています。2019年と2021年の結果の違いは、以下の表の通りです。

なあなあ運用とガチ運用の比較

結果は一目瞭然。どの数字も、右肩上がりになっています。

Wantedly利用者数は年々増加しているのでその影響もありますが、それでも数字の違いは歴然です。

良い人材を効率的に採用するためには、Wantedlyの仕組みをしっかりと理解してノウハウにのっとった運用をすることが大切、ということをお分かりいただけたかと思います。

このnoteをもとに正しく運用し、多くの求職者に会社の存在を知ってもらい、採用を成功させましょう!

■Wantedlyは“総合格闘技”だと思え

「Wantedly運用を成功に導く3つのステップ」の解説に入る前に、まずはWantedlyの仕組み・アルゴリズムについて解説していきます。

Wantedlyは、総合格闘技です。

会社ランキングのアルゴリズムは、ざっくり以下の形になっています。

【会社ランキングのアルゴリズム】
・過去1週間で一番人気だった募集記事のPV数
・過去1週間のフォロワー増加数
・過去1週間のエントリー数

これらの“総合評価”によって、ランキングが変わる(すべては明らかになっていないので、あくまで一部のアルゴリズムです)

ランキング上位入りのイメージ図

求人のPV数を増やしつつ、フォロワーを増やしつつ、エントリー数も増やす…….。では、この3つの要素をこなすために「どうすればいいのか」を説明しましょう。

◇求人のPV数を増やすには

求人のPV数を増やす方法は2つ。

①“クリックされやすい万人受けする募集記事”をアップする
②会社のフォロワーを増やして、更新通知が届く人を増やす

せっかく募集を更新したとて、他の募集記事に埋もれてしまっては意味がありません。「ちょっとどんな求人か見てみようかな」と思ってもらえるようなキャッチーなタイトル・アイキャッチにする必要があります。(※作り方については後述します)

またWantedlyは「会社をフォローしている方」へ更新通知が届くシステムになっています。フォロワーを増やすことでPV数増加にも繋がるので、一石二鳥なんですよ!

◇フォロワーを増やすには

フォロワーを増やすには、会社の「ファン」になってもらう必要があります。ここで大事なのが「ストーリー記事」です。

「募集記事」や「会社ページ」だけでは、どうしても“会社のリアルな雰囲気”は分かりづらいのが現実。そこでストーリー記事機能を用いて、「社員紹介」や「会社としての取り組み」の記事をアップしましょう。

「この会社おもしろいな、自分と合いそうだな、気になるな」と思ってもらうことがとっても大事です!

また以下のような導線を作っておくことで、エントリー数増加にも繋がりますよ。

【UZUZが実践したストーリー記事→エントリーへの導線】
・社員紹介インタビューをメインに掲載
・紹介する社員は、採用を強化したいキャリアカウンセラーをメインに
・記事に掲載する「おすすめ募集」は、キャリアカウンセラーかつ募集の中でも人気のあるものを設定

◇エントリー数を増やすには…

シンプルに、エントリーの壁をできるかぎり低くなるようにしましょう。ターゲティングを狭めすぎてしまっては、なかなかエントリーは集まりません。

Wantedlyはあくまでも「カジュアルに求職者と出会える採用媒体」です。応募者側もその姿勢で登録しているので、あまりにハードルが高すぎる募集内容だと、応募しづらくなってしまいます。

ここで大事なのが、応募しやすいタイトルとアイキャッチ。この作り方については、note後半にて後述していきます。

=====

より多くの求人をみてもらい、会社をフォローしてもらい、エントリーを獲得する……。そのためには「募集記事の更新」も「ストーリー記事の更新」もどちらもバランスよく取り組む必要があるんです。どちらかに偏ってしまっては、発揮できるパワーが半減してしまいます。


Wantedlyは“総合格闘技”。


この言葉を頭に入れたうえで、具体的な「Wantedly運用を成功に導く3つのステップ」を学んでいきましょう!

▶︎▶︎▶︎STEP1
Wantedly運用で“まず最初に”やるべきこと

Wantedlyピラミッド図_step1


とりあえずアカウントを作って、とりあえず募集記事を作って、とりあえずストーリー記事を投稿して……。たとえ総合的にバランスよく取り組んだとしても、残念ながらこれだけでは、良い人材を採用できる確率は低いです。

Wantedlyに限らず、どんなサイト・SNSを運用するのにも「下準備」はめちゃくちゃ大切ですよね。

なのでこれから、運用前にやるべき「基礎準備編」をお伝えしていきます!「もう下準備はバッチリだよ!」という方は、読み飛ばしてくださいね。

=====

Wantedlyの基礎準備で大事なのは、しっかりと「会社のカルチャー」をアピールしておくことです。そのための仕組みはWantedlyが整えてくれているので、あとは利用者が抜け漏れなく記載すればいいだけ。

きちんと記載すればするほど、応募者とのマッチ率は上がります。逆にこの点をおろそかにしていると、ミスマッチ採用に繋がってしまいますし、かえって採用に無駄な工数をかけてしまうことになるんです。

そのためWantedlyを運用するには、まずしっかりと以下3点の準備・体制を整えましょう!最初が肝心です!

【Wantedly運用の下準備】
POINT1:会社ページの作り込み
POINT2:社員アカウントの作成と連携
POINT3:募集記事用の“映える”写真の準備

POINT1
【会社ページの作りこみ】


まず最初に「会社ページ」をしっかり作成しましょう。理由は単純に、求職者は応募前にほぼ間違いなくこのページをチェックするから。おざなりな仕上がりだと、せっかく高まっている応募意欲が薄れてしまう可能性もあります。

※ちなみに弊社UZUZのページはこんな感じなので、ご参考までに。

◇価値観

特に大事に記載してほしいのは、以下の「価値観」箇所。ここは会社のカルチャーをしっかりアピールできる部分なので、具体的に埋めておくと良いですよ!

会社ページ_価値観

複数ある固定項目から、一番自社にマッチしている項目を最大6個選べます。コメント欄は自由に記載できるので、ここでオリジナリティを出していきましょう。

◇ポートフォリオ

より自社をアピールするために、意外と大切なのが「ポートフォリオ」です。ここは、会社が実際に行なっているサービス・実績を紹介できるゾーン。

UZUZの場合は、強みでもある「オウンドメディア」や「Twitter・YouTubeなどのアカウント情報」を掲載し、Wantedly以外のサイトへの導線を作っています。

会社ページ_ポートフォリオ

ちなみに、この「導線」はめちゃくちゃ大事です。

とっても大事なので、UZUZでは次項で説明する“私たちについて”のページにも、各運用チャネルへの導線を張っています。

なぜ大事なのか。

それは最近の求職者は、1媒体だけみて求人への応募を判断しないから。特に“優秀な人材”ほど「この情報は本当かな?ちょっと調べてみよう」と、一歩踏みとどまる傾向が強くなるんです。

そのためUZUZでは「クロスメディア戦略」を取っています!

【クロスメディア戦略とは】
Twitter、YouTube、SEO、アフィリエイトなどの複数の“集客チャネル”を総合的にアプローチする手法のこと。

以下のイメージ画像のように、「応募」にたどり着くまでに様々なチャネルを回遊してもらい、UZUZに対する期待値・信頼度を上げていってもらいます。

クロスメディア戦略

Wantedlyも例にもれず、クロスメディア戦略の一要素。しっかりと各チャネルへの導線を張り巡らせることで、効率的な人材獲得を目指しています。

もし「クロスメディア戦略を用いて採用を成功させたい方」がいたら、採用マーケ知恵袋への参加がおすすめ。

手前味噌ですが、クロスメディア戦略を用いて採用マーケティングに成功しているUZUZの全ノウハウを見放題にしているので“超実用的・超お得”です。トライアル期間もあるので、ぜひ覗いてみてくださいね。

◇私たちについて

このページは、各募集記事でも掲載される箇所です。(厳密にいうと、募集記事ごとに記載内容を変更することもできます。……が、莫大な工数がかかってしまうため、UZUZでは共通で使っています)

「会社ページをクリックした人」+「募集記事をクリックした人」が目にするということは、“求職者が必ず目にするページ”だということ。それだけに、気合を入れて作り込む必要があります。

具体的には、以下の3項目について細かく記載することができます。

・なにをやっているのか
・なぜやるのか
・どうやっているのか

Wantedlyは、共感型採用です。

通常の求人媒体とは違って、読み手の価値観にフィットさせる必要があります。福利厚生などの条件面を記載するよりも、「ビジョン」や「熱い想い」について書き連ねましょう!

さらに文章だけでアピールしきれない要素については、リンクを貼るのもおすすめ。

実際UZUZは「アピールブック」や「会社&社員紹介動画」も作成しているので、このページにリンクを掲載しています。

アピールブック

アピールブック

会社&社員紹介動画

採用動画

POINT2
【社員アカウントの作成】


次に、「社員の個人アカウント」と「会社ページ」を紐づける作業です。

もし社員がWantedlyアカウントを作っていない場合は、この機会に作成してもらいましょう。また社員の個人アカウントには、最低限以下の項目を入れてもらってください。

【最低限いれてほしい“個人アカウント”の項目】
・顔写真(イラスト/動物写真などはNG)
・自己紹介欄
・学歴/職歴

もちろん、いっぱい記載してもらうほど良いです!

理由は単純に、求職者は「一緒に働くことになる社員」をよくチェックしているから。特に“採用したい部署”の社員掲載はマストですよ!

※会社ページへの社員アカウント追加方法は、こちらのページにわかりやすく掲載されているのでご確認ください。

なおアカウントを作成してもらったあとは、会社ページに部署ごとに整理しておきましょう。UZUZでは、以下のように分類分けしています。

部署分け

POINT3
【募集記事用の“映える”写真の準備】

繰り返しになりますが、募集記事は「アイキャッチ」と「タイトル」が超重要。タイトルの作り方は後述するとして、まずはいつでも募集記事を作っていけるように「“映える”社内写真」をストックしておきましょう。

この準備をしておくことで、「STEP2:コツコツ運用」におけるリソース削減にも繋がります。

実際にUZUZが募集している求人に使っている画像は、すべて自社撮影で用意したもの。Wantedlyの登録者層に刺さるように、“ちょっとおしゃれ、でもリアル”をテーマに撮影しました。

というのも、一度“プロカメラマンに撮影してもらったメチャクチャかっこいい写真”を使用したところ、求職者に「イメージ写真」だと思われてしまい応募に繋がらなかったんです。

参考までに、以下に比較画像を掲載しておきます。

写真比較

あまりに完璧すぎる写真だと、かえって社内のイメージが伝わりづらくなってしまうもの。社内の様子をアピールするためにも、ぜひ“ちょうどいい塩梅”を狙ってみてくださいね!

ちなみに撮影手順はこんな感じ。

【社員素材社員の撮影手順】
①撮影構図を決める(ラフ画像を用意すると当日の段取りがよくなります)
②撮影出演者を決める(同時に、服装や髪型も指示)
③当日の撮影スケジュールを決める
④撮影
⑤レタッチ
⑥完成

実際の撮影は、2時間程度で完了します。

撮影をまとめて行い、運用に携わるメンバーがすぐに写真を使えるようにドライブにて保存しておくのがベストです!(UZUZでは、Googlephotoに保存しています)

余談ですが、こうして素材写真を用意しておくと他媒体を利用する際にもサッと使えるのでめちゃくちゃ便利ですよ。

=====

これにて、「基礎準備」は完了です。

今はちょうど、ピラミッドの土台が完成したところ。そしてここからが本番です。“コツコツ運用”を通して、求職者へアピールしていきます!

▶︎▶︎▶︎STEP2
ランキングと応募を増やすなら“コツコツ運用”がベスト

Wantedlyピラミッド図_step2

「STEP2:コツコツ運用」で大事なポイントは、以下3点です。

【コツコツ運用で大事な3つのポイント】
POINT1:公開後は、即座に応援してもらう
POINT2:ストーリー記事で、ファン(フォロワー)を増やす
POINT3:応募が集まりやすい募集を作成する

POINT1
【公開後は、即座に応援してもらう】

募集記事の露出を増やすためには、「応援」がとっても重要です。

応援されることで、Wantedly以外のSNS(twitterやfacebook)利用者に届くようになるだけでなく、Wantedly上での評価も高くなります。

ちなみにWantedly上で表示されやすい求人は、以下3点。

【Wantedly上で表示されやすい求人】
・公開からあまり日がたっていない求人(2週間でnewマークが消えます)
・一定の応募数が集まっている求人
・応援数の多い求人

「応募数」を集めるのは一筋縄にはいきませんが、応援だけであれば社内のメンバーに“たったの1分”で対応してもらえます。かなりコスパが良い作業なんです。

POINT2
【ストーリー記事で、ファン(フォロワー)を増やす

“フォロワーを増やす”のに最も有効なのが「ストーリー記事」です。フォロワーを増やすことで、募集記事のPV数も上がるので、会社ランキングにも良い影響が出ますし、志望度が高まりエントリーも獲得しやすくなります。まさに良いことづくめ!

そんなストーリー記事を作る際に大事なポイントは、以下。

【ストーリー記事作成で大事なこと】
・オリジナル要素の強い記事を作成する
・SNSでも必ず拡散させる
・記事を回遊させる
・人気の求人を「応募する」記事に設定する

オリジナル要素の強い記事は、拡散もされやすく見られやすい傾向があります。たとえば「社員紹介記事」「創業エピソード」などですね。

※ノウハウ記事も見られやすいですが、UZUZでは“リソースを抑えた運用”を目標にしていたので、0ベースで記事を作成する手法は取りませんでした。

もう1つ忘れてはいけないのが、記事を回遊させること。オウンドメディア運用でも大事と言われていますが、記事内に別の記事の導線を貼り付け回遊してもらいましょう。

またストーリー記事には、「応募する」ボタンをつけられます。応募する前に社員紹介記事を読む方は非常に多いので、応募数の多い“成功求人”を設定するのがおすすめです。

アナリティクスページの「採用への貢献」ゾーンを見ると、その記事がどのくらいの効果をもたらせているかが分かるので、定期的にチェックしましょう!

▼例1

ストーリー記事の採用への貢献度_1

▼例2

ストーリー記事の採用への貢献度_2


POINT3
【応募が集まりやすい募集を作成する】

ここが肝心要のポイント! そもそも応募者を集めない限り、良い人材とは巡り会えません。そのために、“応募が集まりやすい募集記事”の作成は必須です。

応募が集まりやすい求人のポイントは以下。

【応募が集まりやすい求人の作成ポイント】
・キャッチーなタイトルにする
・アイキャッチは自社の写真を使用する
・募集内のメンバーは必ず4人登録しておく

キャッチーなタイトルにする

「募集している職種・求める人材」によって、どんな切り口のタイトルが集まりやすいかは要検討する必要がありますが、応募ハードルの低いタイトルの方が応募は集まりやすいです。

UZUZの場合、「未経験OKのキャリアカウンセラー」を集めていたので、間口の広げて“応募しやすい単語”を積極的に使用していました。

人気の高い募集記事_未経験

また「副業・リモートワークOK」の求人がある場合は、そちらを押し出したタイトルの方が応募は集まります。

実際にUZUZで副業&リモートOKのライターを募集したところ、一気に応募が集まりました。(ライターという職種柄、応募が集まりやすかったとも言えます)

人気の高い募集記事_リモート

なおWantedlyの募集記事タイトルは、「禁則事項」が多めです。一般的な採用媒体とは違う点なので、ご注意ください!

以下、反響がよく法令審査もセーフだった「タイトル作成に使える単語」の一覧です。ぜひ参考にしてみてください!

【未経験を採用したいときに使えるワード】
※「未経験」のストレート表記はNGでした
・ゼロから教える
・人柄重視採用
・経験ゼロから活躍
・経験よりも熱意重視!
・ゼロからのスタート歓迎!
・スキルは実践で磨く
・9割が経験ゼロ入社
・ポテンシャル採用
・イチから学べる
・経験不問
・デビュー歓迎!
【リモートOKな業務のとき】
※「フルリモート」「100%オンライン」等のストレート表記はNGでした
・出社義務なし
・好きな場所で働ける
・完全オンライン
・出社ゼロ
・自由に働く
・自宅を職場に

アイキャッチは自社の写真を使用する

目から入る情報は、思っている以上にめちゃくちゃ大切です。そのためアイキャッチは「自社の雰囲気が伝わるもの」を使用しましょう。

UZUZでは、"自社で撮影した社員写真にロゴを当てはめたもの”をアイキャッチとして使用しています。

以下のような特徴のあるアイキャッチは、比較的応募が集まりやすい傾向がありました。ぜひ参考にしてくださいね!

【応募が集まりやすいアイキャッチ画像】
・女性が写っている写真
・ナチュラルな笑顔の写真
・実際の業務イメージと直結しやすい写真

応募が集まりやすいアイキャッチ

募集内のメンバーは必ず4人登録しておく

募集には、4人まで社員を登録することができます。この4人は、できる限り埋めるようにしましょう!

そして掲載するメンバーは、以下のようなポイントをおさえてください。

【募集内に登録するメンバーのポイント】
・プロフィール/経歴を掲載している

・顔がわかる写真(動物やイラストはNG)
・インタビュー記事も投稿している

やはり応募者としては「どんな人と働くことになるのか」は、かなり重要なポイント。この社員一覧は必ずチェックされるので、埋めておかないと損ですよ。

UZUZでキャリアカウンセラーを募集した際は、「未経験」「若手」を集めていたので、同じく「未経験」「若手」で採用したメンバーを登録していました。“この人と働いたら楽しそうだな”と思ってもらうことも、非常に大切です。

◇「募集記事」の合格ラインは?

「成功した求人」と「失敗した求人」は、弊社では以下のように判断しています。

【掲載を取り下げる求人】
公開後2週間で、以下のもの。
・閲覧数が「200PV以下」
・応募が「1/50PV以下」

上記の募集記事は掲載を取り下げ、内容を見直し改めて新規公開するようにしています。

いくらでも募集を出せるのがWantedlyの良いところ。いろんな方向性で募集記事を出していきA/Bテストを繰り返していきましょう!

▶︎▶︎▶︎STEP3
「人気募集記事」を作り、一気にトップに躍り出よう

Wantedlyピラミッド図_step3

これまでの施策をコツコツ取り組んでいけば、応募は確実に集まっていきます。

そのため、もし「マイペースに採用できればOK」ということでしたら、ストーリー記事を月に1本、募集記事を週に1本程度公開していくだけでも、十分な成果を期待できるかと思います。

ここから更にぐいっとエントリー数とPV数を増やすには「稼ぎ頭」となる募集記事を作る必要があります。

ここでもう一度「会社ランキングのアルゴリズム」をみてみましょう。

【会社ランキングのアルゴリズム】
・過去1週間で一番人気だった募集記事のPV数
・過去1週間のフォロワー増加数
・過去1週間のエントリー数

これらの“総合評価”によって、ランキングが変わる(すべては明らかになっていないので、あくまで一部のアルゴリズムです)

「過去1週間で一番人気だった募集記事のPV数」にご注目を。

つまり、複数の募集記事の総合的なPV数ではなく「1本」の募集記事のPV数を集中させることが大事なんです。

そしてそんな「稼ぎ頭になる募集記事」を作る方法は、以下の2パターン。

【稼ぎ頭になる募集記事を作る方法】
・めちゃくちゃ応募ハードルの低い求人を掲載する
・ミートアップを作り、“自社への応募”以外で応募者を集める

◇めちゃくちゃ応募ハードルの低い求人を掲載する

応募する敷居を低くすれば、自然と応募数は増やせます。たとえばオープンポジションとして募集し、「経験不問!とりあえず社長と食事しませんか?おごります」のような“超ハードルの低い”募集記事を作成する方法です。

とはいえ、これでは採用担当の工数がかかってしまいますし、そもそも“ある程度のネームバリューのある会社”でない限り、相当数の応募を集めるのは難しいでしょう。

また結局、“ただ応募を集めるためだけに出した求人”の要素が強くなってしまいます。お断りする人も多くなるので、なんだかもったいない結果に……。

ミートアップで“自社への応募”以外で、応募者を集める

個人的に圧倒的におすすめしたいのは、こちらの方!

実はUZUZが1位を獲得できた第一要因も、この「ミートアップ機能」をうまく利用したからなんです。

※ミートアップとは(Wantedly公式サイトより引用)
ミートアップとは 「 選考 」を目的とせず、会社に興味を持っている人や特定の興味・関心を持った人が集まり、ディスカッションや意見交換をする「 コミュニティ参加者 」を募ることが目的です。

ミートアップは、通常の募集記事と比較して応募のハードルが低いことが特徴。応募するまでには至らない求職者の方からも、興味をもってもらえる可能性があがります!

ミートアップの企画は、基本的になんでもOK。求職者に向けた企画も、同じ業界人に向けた企画もアリです。どういったミートアップが効果的なのか、また自社の強みとして企画できるミートアップがないか、いろいろな方向で試してみましょう。

【ミートアップの企画例】
・社長があらゆる就活の悩みを全部解決します
・現役CAの皆さん、一緒に雑談しませんか?
・転職活動中の人、注目!現役CAが書類添削を無料でやります

ここで応募数・PV数を集められる「稼ぎ頭」となるミートアップを作成できれば、一気に注目度ランキングのトップに踊り出ることができます。


■Wantedlyランキング1位を獲得した弊社の運用方法


ではここから「Wantedlyランキング1位を獲得した弊社の運用方法」をまるっと大公開します。

Wantedlyランキング1位を獲得した弊社の運用方法
・公開した募集記事/ストーリー記事は、必ず社員に「応援」してもらう
・募集記事を平日毎日(5日間)公開する
・ストーリー記事は1週間に1本公開する
・“稼ぎ頭”となるミートアップ企画を出す

読んでわかる通り、めちゃくちゃ更新頻度を上げています。

この更新頻度を上げた結果、10位以内に食い込むように。最終的に「稼ぎ頭」となる募集記事を投下した結果、ランキング1位を獲得する結果に繋がりました。

4~6アナリティクス

※ちなみに、UZUZが「注目度ランキング100位内」に入るようになった際は、ストーリー記事を2週間に1本、募集記事を週2〜3本公開していました。

=====

ここまで読んでお分かりかと思いますが、Wantedlyはコツコツ取り組むことで必ず成果がでます。そのため、正しい準備をしたうえでリソースを投下すれば、その分だけ反響は大きくなります。

……が、そうは言っても「そんなリソースは投下できないよ!」という気持ちも重々わかります。

かくいうUZUZも更新頻度をめちゃくちゃ高めましたが、投下したリソースはそれほど多くはないんです。実際に、UZUZのWantedly運用担当者は“たったの一人”。この一人も、他の業務と兼任しながら運用をしていました。

そこで「Wantedlyランキング1位を獲得した弊社の運用方法」と一緒に、どのようにリソースを削っていったかも合わせて解説していきます。

◇公開した募集記事/ストーリー記事は、必ず社員に「応援」してもらう

募集記事やストーリー記事を更新した後は、必ず社員に応援を依頼しましょう! それくらいWantedly運用では「応援数」が重要なんです。(UZUZの場合、1募集記事に対して30応援程度は応援数を稼ぐようにしています)

社員にタスクを振り応援依頼をしているんですが、この「タスク文章」を雛形に落とし込み、効率化しています。

URLを変更してタスクするだけなので、拡散依頼作業は1分もかかりません。

【Wantedly求人|応援依頼】
※応援完了した方から、タスクを完了してください!

▼求人
https://○○○(ここURL貼り付ける)
→リンクを開いて、右サイドに出てくる「応援する」ボタンから応援
※すぐ右にある「twitter」「facebook」からだと応援カウントされないので、要注意です!

▼裏技(タイムラインに残したくない方向け)
★facebook拡散
・「facebookで応援」を押してから…
・拡散範囲を「自分のみ」にして拡散する

★twitter拡散
「Twitterで応援」を押す
・「ツイートするウィンドウ」が表れる
・ツイートしないまま閉じても応援したことに!

よろしくお願いします!

◇募集記事を平日毎日(5日間)公開する

露出を増やしていくために、募集記事は平日毎日投稿しました。これで、PV数・エントリー数・フォロワー数の底上げに繋がります。

既存の募集記事の「タイトル」と「アイキャッチ」を差し替え更新するだけなので、こちらも意外と手間はかかりません。

▼アイキャッチ画像
ストックをドライブに保存しているのでそこから適切な画像を選ぶだけ。

アイキャッチgoogleドライブ

▼タイトル
コツコツ運用を通して、ある程度“人気の出るタイトルの傾向”がわかるようになっているので、作成にそこまで時間はかかりません。

また、毎日募集記事の作成時間を捻出するのは非効率的なので、1週間に一度「翌週分」の募集記事を作成し、下書き保存するようにしていました。

募集記事の下書き保存

◇ストーリー記事は1週間に1本公開する

ストーリー記事は、1週間に1本公開。これも社員に拡散してもらうことで、ほぼ100%「ストーリー記事の急上昇ランキング」には入ることができました。

…が、この記事を0から作り上げるのは、正直しんどいです。一番リソースがかかる項目でもあります。

そのためUZUZでは、コーポレートサイトにアップしていた「社員インタビュー記事」を再利用。少しだけ体裁を整えるだけで済むので、1記事の作成時間は1時間もかかりません。

▼コーポレートの社員インタビュー

▼Wantedlyのストーリー記事として再利用

またアイキャッチも雛形を用意しておくことで、作成時間を短縮しています。


◇“稼ぎ頭”となるミートアップ記事を出す

ここが、かなり大事なポイントです!

先ほど説明した通り、稼ぎ頭となる募集記事は「応募ハードルの低い募集記事」「参加しやすいミートアップ企画」の2択。UZUZが選んだのは「参加しやすいミートアップ企画」の方です。

今回ヒットしたミートアップは「Twitterを最速で伸ばす方法」を教えるセミナー。

人気の出たミートアップ

募集開始後からどんどん応募があつまり、5/24時点でミートアップのTOPページに表示されるようになりました。ここに掲載されると当然アクセスが一気に伸びます。24日だけで、2235PVも集まりました。

ミートアップ

このミートアップのTOPページに表示される企画は、「直近1ヶ月の応募者数の多いもの」とのこと。Wantedly側で自動ピックアップされる仕組みです。

UZUZは、このミートアップが後押しとなり最終的にWantedlyランキング1位に上り詰めることができたんです。

ミートアップの作成ポイントは以下2点。

【ミートアップの作成ポイント】
・万人が興味のありそうな「応募しやすいミートアップ」を企画する
・開催期日を1ヶ月程度先にして「応募者数」を集める

ぜひポイントをおさえてミートアップ企画を打ち出していただければと思います!

■最後に

ここまで読んでいただき、ありがとうございました。

繰り返しになりますが、Wantedly運用を成功させるには以下のステップがめちゃくちゃ大事です。

STEP1:会社ページの作り込み/定期更新の下準備
STEP2:募集・ストーリー記事の定期更新
STEP3:人気募集記事の作成

Wantedlyピラミッド図

Wantedlyはノウハウを学びコツコツ取り組んでいけば、必ず成功させることができます。

今後ますます需要が高まっていくであろうWantedly。しっかり運用していけば、採用コストを大幅に下げて良い人材を獲得できるようになりますよ!

また私が運営している採用マーケ知恵袋では、より深いWantedlyの考察や、それ以外の採用マーケティングに関する情報提供が日々行われています。

もし「採用に関するマーケティングについて、もっと詳しくなりたい」という方がいらっしゃったら、こちらのnoteを読んでいただければ幸いです。

Wantedlyをハックして、採用を加速させていきましょう!