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北米の片隅で「出落ち!」とスクリームする

本日も映画の感想文です。
※ネタバレいきなりあり※

良ければお付き合いください。


本日、鑑賞したのは「スクリーム5」です。 


1996年に公開されたオリジナル版「スクリーム」は日本でも大ブームになり、殺人鬼ゴーストフェイスのマスクはコスチュームの定番になりました。あのドリュー・バリモアも出演していましたね。

舞台は再び、アメリカの田舎町ウッズボロー。20数年前の惨劇が再び…!と言う事なのですが、猟奇的殺人鬼は決まり決まってアメリカの田舎町に現れるのは何故でしょうか?アメリカには「田舎なんか怖い」という共通認識があるのでしょうか。ホラー映画ファンとして、アメリカの田舎に住む身として、生きた心地がしません。


話はそれましたが…

ゴーストフェイスが帰ってきた!と意気揚々と再生ボタンを押したはいいものの、すべてのキャラクター達が出揃ったところで、すぐにゴーストフェイスの正体が分かってしまいました。


ほぼほぼ無名の役者達(大層失礼)の中に1人だけ混ざっていたのは、かの有名なメグ・ライアンのご子息。貴方が犯人ぢゃなきゃ誰が犯人だって言うの…?

Wednesday役で一躍プレティーン達のアイドルになったジェナ・オルテガも出演されておりますが、小さく可憐な彼女が犯人役に充てられる気もせず…役者としてのイメージも大事だしね…などお節介な勘ぐりと積んできた経験により、ゴーストフェイスまさかの出落ち。これこそ年を重ねることの弊害です。
※ちなみに犯人は別にもう1人おりました。


最初から犯人が分かってて話が進む古畑任三郎でも観ていたかしら?と錯覚しつつ、まぁそれだけがこの映画の良さぢゃないはずと期待して続きを観ていくと、オリジナル版のキャスト達が続々と登場しました。(古畑任三郎が分からない若者の皆様は昭和生まれのご家族にご確認ください。)

不穏な音楽でこれでもかと観客を怖がらせつつ、古のホラー映画へのオマージュを散りばめつつ、オリジナル版キャスト達をリスペクトしつつ、ゴーストフェイスが人々をstabしていく姿は圧巻です。(stab/突き刺す※本作品では劇中映画のタイトルとして※という単語が50,000回くらい使われており気が狂いそうになりました)

スクリーム作品を全シリーズ観てる方は勿論のこと、5が初見ですって方でも十分楽しめる内容になっていると思います。

ちなみに本作は2022年公開の作品でシリーズ第5作目に違いないのですが、この作品だけ何故かナンバリングされておらず便宜上5と呼んでおります(今更)。

スクリーム7も2026年公開予定で製作が決定しているそうで、今回生き残った新キャスト達&オリジナルキャストの2人は、7でもまたもや生き残ることができるのでしょうか?楽しみです。

次こそゴーストフェイスの中の人に最後まで気付きませんように。自分にも期待しております。あと、その前にまず6を観てみます。

残酷度:★☆☆☆☆
お勧め度:★★★☆☆
ファン歓喜度:★★★★★


ではまた。

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