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【ビジョンインタビュー】6人のmama 楷書・行書の専門書家・純華 林美智子さん

〜女性の美を様々な側面からサポートする〜

林美智子さん

キレイな字を書くと気持ちがいい

 「字を書くことが好き。皆さんの日常の字が上手くなればいいと思う。キレイな字を伝えていきたい。」

 上は20歳から下は5歳。6人のお子さんを持つ美智子さん。楷書・行書の専門書家として、山口県柳井市に2つ・同県岩国市に1つの書道教室を運営し、通信講座で美文字レッスンなどをされています。

 「子どもの頃から”字をキレイに書く”ということが常に自分の中での課題だった。授業中に黒板を書き写すときも内容よりも”キレイな字を書く”ということに集中していた。おかげでノートはキレイと褒められたけど、テストの点は・・・。」とお話ししてくださった美智子さんは自宅でひっそりと書道教室を始められて12年。昨年2020年は特に、”書”でやっていく!と決めて書家として仕事を固めていく中で、これまでの教室運営だけでなく、ある企業様の社名を書いたりと書家としての活動を広げています。

 人の面倒見がよく、人に教えるのも大好き。という美智子さんの習字教室は、美智子さんのキレイな文字と親しみやすいお人柄に引き寄せられ、このコロナ禍でも大人から子どもまで生徒さんが増え続けています。

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ママ友から知った新しい価値観

 6人ものお子さんがいるとは思えないほど、フットワーク軽く活動をされている美智子さん。
 今でこそ、ご自身の想いを大切に書家としての道を切り開いておられますが、そこ至るまでには、あるママ友との出会いがありました。

 「4人姉妹の長女。今思えば少し過干渉だったかもしれない安定した職を持った両親に育てられ、地元で一軒家に住む。大人になっても地元で家族が仲良く暮らすのが当たり前。生き方や働き方は、自分が育った環境がBESTでこれしかないと思っていた。」

 そんな考え方のもと、ご自身も家族や子どもが最優先。買い物はスーパーの火曜市にしか行かない。子どもが中学生になっても家族みんなで9時消灯。学校に言われたことをするのは当たり前。子どもたちのことも過干渉なほどに手をかけてきた。と言います。

 そんな時に出会った、とても自由なママ友。
 家族がいるから、というこだわりや縛りもなく、自分のことを大切にして自由に生活している女性。

 彼女に出会ったことで、「こんな生き方があるんだ!」と新しい価値観を知ることができた。そして、美智子さん自身も、家族の協力も得ながら、家族に縛られすぎない自分の生きやすい生活できるようになった。と教えてくださいました。

誰かの”大丈夫よ”が心の支え

 美智子さんが書道教室を始めるきっかけとなったのは、子どもに美智子さん自身が字を書いたTシャツを着せていたこと。当時看護師としての働いていた美智子さんは、仕事と家事のスキマ時間を使って、Tシャツに字を書き、ネット販売されていたそうです。

 そこから、ママ友に「書いて欲しい、子どもたちにも習字を教えて欲しい。」というリクエストや後押しがあって習字教室をスタート。

 何事もやるならしっかりやりたい、中途半端はイヤ。という美智子さんは、その時その時にやりたいこと・やらなきゃいけないことに丁寧に向き合い、自分にとって大切にしたいことの優先順位をしっかり考えながら、キャリアチェンジをしてきました。

 正職員で長く勤めた看護師の仕事をパートにしたり、全国の作家さんを集めた1DAYハンドメイドショップを年に数回・7年間も主催して地元に根付かせたり、ご自身の肌トラブルから美容に興味を持ったところからお仕事として真剣に取り組んだり。

 「一人でなんでもできるわけではない、ただ、誰かの支えや後押しがあって、初めてのことでもやってみようと思える!そして、何度もやるうちにコツを掴んでくると楽しくなるんです。」 
 そんな風に笑顔で話してくれた美智子さんは、自分のことを支えてくれる周りの人に感謝し、やり始めたことには、一つ一つに丁寧に向き合う強さをお持ちだなと感じました。

乗り越えた先に見えることがある

 ご自身の肌トラブルから自分自身をキレイにすることを目指し、美容をお仕事にしてきた美智子さんですが、肌トラブルを乗り越えるのはかなり大変だったと言います。
 ただ、その辛い期間を良くなると思って信じて乗り越え、キレイな肌を手に入れたことで気づいたことがあるそうです。

「一定期間辛いこともある、でもそれを乗り越えることで見えてくることもあるんだ。」

 そして、それに気づいてからは、これまでより一層挑戦し続けるようにしているそうです。

 そんな美智子さんが今直面しているのは、がんの抗がん剤治療。

 今年の年明けに見つかったがんは、手術と薬で治療予定が予想外の抗がん剤治療へ。しんどい治療の中でも、「これを乗り越えたら元気になれる!と先が見えたら明るくなれるんです。」とお話ししてくださいました。

 挑戦し、乗り越えよう。という強さ。そのマインドを持っている美智子さんは、辛い中にも明るさを作り出すことができるとても美しい女性です。

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”美”をテーマに女性のサポートを

 「いずれは、文字をキレイにしていく美文字・外見から美しくなる美容、そして女性のメンタル的な美しさという”美”をテーマに自分でサロンをやっていきたい。」そんな想いをお話ししてくださった美智子さん。

  子どもの頃からキレイな文字を書くことが課題であるほど、向き合い続け、キレイな文字を書けたときに感じる気持ちよさ。

 ご自身の肌トラブルを乗り越え美容を仕事にしてきた中で、一人の女性として美しくなったことを嬉しいと喜んでくれるようになった家族の価値観の変化。

 そして、かつての自分のように、幸せだと思いつつも、どこかで自分を犠牲にしているんじゃないかと感じる女性たちに、他の生き方や価値観があるということを知ってもらいたい。という想い。

 そんな気持ちをたっぷり詰め込んだ、女性を美しくするサロンを。

 「いろんな生き方や価値観を知った上で、今の方が幸せだと思ったならもちろんそれでいい。でも、知らなくて今が幸せと思っているだけでは勿体無い。少なくとも私は、今の私の方が好きだから^^」

 そうお話ししてくださった美智子さんの言葉からは、自分の経験、そして、そこから得た自身の強みやその時感じた気持ちの変化を惜しみなく伝えていきたい。という女性に対する温かい気持ちを感じることができました。

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林美智子さんの書家としての活動はこちらから
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日々のお教室の雰囲気や美智子さんのお人柄はこちらからも垣間見れます^^

https://www.instagram.com/junka_hayashi/

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