【インドネシア】バリ島初上陸で感じた違和感
Selamat malam!
インドネシアからこんばんわ^^
2023年春、家族でインドネシアに赴任しました。
初めての海外生活も2年目です。
日本人にも人気旅行先として知られているバリ島。
私がインドネシアに住むことになった時も何人もの友人から、「バリ島は行ったことあるよ!いいところだよね!」と言われたバリ島。
インドネシア在住の今であれば、片道飛行機で1時間!国内旅行として行けるうちに行っておきたい!と、やっとのことで上陸してきました!
ん?ここはインドネシアなのか?!
インドネシア・ジャワ島東側に住んで1年半。私の中でのインドネシア像というものが少しづつ出来上がっていました。それは、イスラム教徒が9割の国で、どこにでもモスクがあって、ヒジャブをかぶっている女性が沢山いて、アザーンが聞こえてくる国。というもの。
バリ島は、そのイメージをいい意味でことごとく覆してくれた街でした。
アザーンはほとんど聞こえてくることがなく、ヒジャブをかぶっている女性はたまに見かける程度。その人たちも地元の人というより旅行客という感じ。代わりに伝統衣装であるクバヤと腰にスレンダンという帯を巻いている女性をとてもよく見かけました。あんなにどこにでもあると思っていたモスクもほとんど見かけることがなく、代わりに街中にチャナンと呼ばれるお供物と大小様々な寺院がありました。寺院というほどではなくても、日本でいう道端のお地蔵様みたいな守り神がひと区画ごとぐらいにありました。
バリ島はバリ・ヒンドゥー教の街とは聞いていたものの、宗教が違うとここまで街の雰囲気が異なるのか。というのは、とてもとても驚きでした。
「多様性の中の統一」をモットーとする国
その他にも印象的だったのは、犬多い!!
普段生活している東ジャワでは街中に野犬はほとんど見ることがないのですが、バリ島にはそこかしこにいました。あまり犬が得意ではない私は、出会うたびにビクビクするのですが、当たり前のように道路を歩き、ビーチを歩き、時にはスッと座って休んでいる犬たち。周りの人間に吠えるでもなく、それぞれが自分の生活をしている。そんな犬たちを見ていると、犬もただこの街で生活している仲間なんだなと感じてきました。
そして、もう一つ。日本語話してくれる人多い!!英語もほぼ通じる!裏を返せばインドネシア語話せなくても過ごせそう。
今回はいわゆる観光地的なところに行ったからか、とても上手に日本語を話せる人がたくさんいました。そして、英語はもっと上手。そういう意味でもやはりバリ島は日本人をはじめとした外国人にとても馴染みのある街なのかもしれません。
インドネシアのモットーに「Bhinneka Tunggal Ika(多様性の中の統一)」という言葉があります。それぞれの街が持っている歴史・生活習慣・宗教。一つ一つは異なっていたとしても、インドネシアは一つの国である。そんな気概を感じるモットー。バリ島という街に立ってみて、国という枠組みの不思議さを感じずにはいられませんでした。
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私は、初めての場所に行った時に感じる感覚的なものをとても大切にしています。
その感覚は、おそらく2回目に行った時には同じようには感じられないものだから。今回書き残したのは、3日間という限られた時間でバリの街を眺めていて感じたもの。ひとつひとつを深く知ることはできなかったけれど、新しい街を、インドネシアという国の新しい一部を知れたのはとても楽しかったです。
さて、次にバリ島に行った時にはどんな街の姿が見えてくるのかな。今回と違う印象を持つかも知れない。そんな変化を楽しみに今回の記事を終えたいと思います。
最後まで読んでくださってありがとうございました^^