
「塔」若葉集を終えて
所属している結社「塔」の結社誌には、「若葉集」という欄があります。
入会1年目の人だけが集められている欄で、新しい顔触れにどんな人がいるのかがわかりやすく、また同時期に入会した人同士で「同期」という意識が芽生えるのにも一役買っています。
これは他の結社には見られない、「塔」独自のシステムです。
その若葉集を2022年4月号をもって卒欄(5月号からは自動的に「作品2」に昇欄)するにあたって、この1年間を振り返った文章を、先日Twitterに投稿しました。
塔における1年間を振り返りたいと思います。
— 丘 光生(おか・みつお) (@okamitsu8) April 12, 2022
わけもわからずスタートした若葉集。月10首、1年間で120首、ずぼらな私が1首たりとも欠かさず送り続けることができたのは、自分の歌が掲載される喜びと、掲載に至らなかった歌を毎月見つめ直してきたからだと思っています。→
その一連のツイートを、ここにまとめておきたいと思います。
塔における1年間を振り返りたいと思います。
わけもわからずスタートした若葉集。月10首、1年間で120首、ずぼらな私が1首たりとも欠かさず送り続けることができたのは、自分の歌が掲載される喜びと、掲載に至らなかった歌を毎月見つめ直してきたからだと思っています。
僕は割と自分自身から変に離れることがあって、「載らなかったから悔しい」という感情はあまりなかったです。
そのかわり、なぜ載らなかったのかは毎月真剣に考えてました。
歌が弱かったというのもあるけど、若葉集に載らなかったどの歌も、丘光生という人間が「あるテーマや心の揺れを自分のものにしきれていないから、言葉に結実していなかった」ということは共通していました。
逆に言えば、自分で読み返した時にどこか手応えがない歌は、その歌を詠もうと思いついた時の感動を掴みきれていない、ということがわかりました。
これに気づいてから、掲載される歌が増え、鍵外に置いていただくことも多くなりました。
1年間の結果としては、以下の通りでした。
120首中74首掲載
鍵外7回(新樹集1回、前鍵外4回、後鍵外2回)
数が全てではないけれど、明らかに後半に伸びていった自分をまずは褒めてやりたいと思います。
そして作品2へ…身の引き締まる思いです。
4月号「若葉集を終えて」に、この1年のこと、これからの抱負を寄せましたので、よければぜひ読んでください!
「若葉集を終えて」に掲載いただいた文章は、ここでは省きます。
5月からはいよいよ作品2になります。
どこまで自分の歌を伸ばしていけるか…楽しみながら頑張っていきたいと思います!
2022.5.6. 丘 光生