18歳の自分に戻ってみたら、Radwinpsの「正解」に号泣しちゃった話❗️
31年前、嫁に来た私。いろんな事情があって今はその家に住むんでいない。
とりあえず暮らせるだけの最小限のものだけ運んで、お店にほど近いところに越してきたのは、もう何年も前だ。
おかげで心も身体も楽になった。やはり職場と自室は近いに限る。
そしてまたまたある事情があり、31年前に嫁にきたその家を、きれいさっぱりにして、明け渡さなければいけなくなった。
そうなると、やらなければならないことは、全ての家具や電化製品の処分と、そして思い出の品々の断捨離だ。
ここ数ヶ月ほど、コン詰めての断捨離作業。
懐かしい写真、懐かしいおもちゃ、そして懐かしい手紙がいっぱい出てくる。
そのたんびに、泣けてくる。
泣いてると手が止まる。
だから、ゴシゴシと涙を吹いて、そしてまた始める。すると今度は、笑える写真や笑える手紙が出てくる。
おかしくって泣けてくる。だからまた手が止まる。
そんな感じで、1ヶ月で終わるはずだった断捨離作業は、とうとう2ヶ月以上を費やしてしまった。
そんな中で見つけた、高校時代の写真。
お嬢の高校時代の写真ではない。自分の高校時代の写真を見つけたのだ。
文化祭、体育祭、修学旅行、部活の仲間との食事会、クラスのみんなで食べたお好み焼き、休み時間の風景・・・・
何気ない高校生活の一片を切り取ったような写真が、無造作に段ボール箱の中に詰め込まれていた。
しっかり蓋をしてあって、思い出とともに封じ込めてあるように感じた私は、一枚づつ丁寧に取り出しては、ファイルに整理していく。
18歳か・・・
そう思って、目の前のパソコンに手を伸ばした。
18歳 思い出、青春、歌、感動・・・
「18歳」という言葉から連想できるたくさんのキーワードで検索してみた。そしてヒットしたものの一つが
Radwimpsの「正解」という曲。
ちょうど、テレビ番組の企画で、1000人の18歳の少年少女と共演し一緒に歌うというものだ。
ボーカルの野田洋次郎さんの言葉に、胸が詰まる思いがした。
「自分たちの言葉で、何とか表現してきてくれたその姿に感動した」
そう、語っていた。
・・・どっかでずっといら立ちがあって、その答えがちょっとだけわかった気がして、自分だけの正解を見つけたいんだなぁ、そしていまだに僕はそれをしていて・・・
彼のこの言葉に、はっとした。だって、今の自分もそうだから。
自分だけの正解を探しながら生きて、まだ探せてなくて、もうこんな年だ。
高校時代の写真をひとつひとつ眺めながら、走馬灯のようによみがえる当時の自分の心。18歳の心。
大好きな人に好かれる方法、
困っている友を助ける方法、
負け試合の後の心の整理方法、
大切な友の成功を自分のことのように喜べる方法、
淋しそうな表情をした友への声掛けの方法・・・
そんなことをいっぱいいっぱい学びたかった。関数や化学の数式より、もっともっと学びたかったことが山ほどあった。学ばないまま卒業しちゃった。
今この年になって、いまだに正しい答えがみつからず、自分なりのやり方でやっていくしかない。
なにが正解でなにが不正解なのか・・・きっと、いつになってもいくつになっても、わからないままなのかもしれない。
それでも、正解をみつけようとしながら、これから先も一生懸命に生きていくんだろうな・・・
今思えば、18歳の私は、根拠のない自信があったし、根拠のない不安なんてなかった。
これからしばらくは、大学での学びが続く。行き詰ったときには、今日のように18歳の自分に戻ってみよう。
18歳の自分と今の自分。37歳差だけど、なんとか仲良くやっていけそうだ。
そう思いながら、RADWIMPSの「正解」を聴いてたら、涙があふれてきて止まらなくなった。
最近、泣くのはよそう と決めていたから、泣いてなかった。
だからなのか、堰を切ったように涙が溢れて止まらない。
でもまあ、たまには、1人で人目も憚らずに号泣するのもいいもんだ。心が浄化されていく感じがあるから。
皆さんも、もし、号泣したくなったら、RADWIMPSの「正解」をお勧めする。