叱らないやさしさという残酷
ふと見ていたインスタグラムのストーリーズで、とある記事のリンクが貼り付けてあった。
私はなんとなく、良いとも悪いとも言えない、共感できないともできるとも言える感情になり、ギバー學さんに聞いてみました(ギバーさんについては後述します)。
その時私が送ったメッセージはこちら。
大人に叱って"もらった"ことはあるか?
私はある。
そして、それは結果的には”良かった”と思っている。
怖い大人がいたから、自制できたこともある。
そういった経験から、叱られるという経験も必要であるという気持ちはなくはない。
また、なんだか納得いかないけど大人に怒られた、と感じたことも多々あって、それはそれで良い経験となっている。
でもなんでだろう。
叱られた、と思ったけど、叱ってもらったって思えないこの気持ちは。
すごく画一的に感じてしまったのだ。
だから聞いてみた。
ギバーさんのこたえ
すごい問い
教育ってめんどくさいのよ。
昔は叱るという名の【怒り】でがんじがらめにした。
今は優しさという名の【無責任】で放置してる。
どちらも共通してるのが 【ひとりひとりに寄り添うのがめんどくさい】ということ。
私は子どもはこうあるべき論や怒り任せに叱咤するのは好きではない。
私は厳しい大人に育てられたが、全然幸せではない。
自分で考えて、自分で捻り出した道を進んでから幸せになった。
後輩への指導方法もガラリと変えて寄り添いまくった。
後輩くん自身も向き合って、私の特性、後輩くんの特性、後輩くんのやりたいこと、後輩くんの良さを活かしながら仕事をうまく進める方法を一緒に考えた。
そしたらめちゃくちゃうまくいった。
自分の子どもには確実に叱る量は少ない。でもめっちゃ良い子。
YouTube見てるけど良い子。
もっとアグレッシブに動いて欲しいぐらい。
というか軍隊方式もやってるかもしれない。
よし!やれ! でも嫌ならちょっと休もう。
やっぱり教育ってめんどくさい。
けど、そのめんどくさいをしっかりやれば、めちゃくちゃ愉しい
で、 若者にとって酷 については、
イチローが全てを語ってないからなんとも言えない。
この記事は、イチローの言葉の一部を切り取っただけ。
むしろ記者の想い【叱ってくれる大人が必要】が入っている。
コメント欄も殆どがそう。
というか、最終的には自分の人生の責任は自分でとるしかない。
厳しい大人や親や国の言うことを聞いていたから、急成長もしたけど、失われた30年も産まれた。
今の時代で、失われた30年の世代の大人の言うことを聞いていたら、日本は滅びる。
だって今、成長してないから。
それに あれやれこれやれ言われてやり続けて、一定以上のことができるようになった人で幸せそうな人を見たことない。
会社でワクワクしてる人って自分のやりたいことをやってる人かも(笑)
この記事を読んで私が感じたことをまとめると、今後必要なのは 寄り添ってひとりひとりに向き合う教育。
ひとりひとりの特性を理解し、活かし合える環境。
そして、夢を応援し合える文化。
くぅ〜今日もいいこと言っちゃった🤩🤞
「聴く力」の大切さ
あと、 【聴く力】が大事だと思った。
今の大人は確かに言いたいことを言えない。
怒り任せの指導をしにくいのは確か。
だから【聴く力】が大事。
<聴く力が弱い後輩くんの場合>
後輩
『先輩…仕事がうまくいかなくて…
特にコミュニケーションが苦手で…
先輩のように上司とコミュニケーションを取るにはどうすればいいですか?
アドバイスお願いします🙏』
先輩
『気合いだよ気合い!
何度も何度もチャレンジすればいいんだよ!!
ってかあれはダメだよ!
あんなんじゃダメ!!
ガンガン行かないと!!』
後輩
『あ…はい…』 (終わったーこの会社無理だわー)
コレは聴く人を間違っただけ。
聴く力とは誰から話を聴くのか選択する力でもある。
自分にとって良い人、自分に合った人、ロールモデルにしたい人の話を聴くのだ!!
<聴く力が高い後輩くんの場合>
後輩くん
『めぐさん!
僕、めぐさんのプレゼンの仕方がめちゃくちゃ分かりやすくて好きです❣️
めちゃくちゃ憧れてます❣️❣️
どうやったらめぐさんのようにプレゼンできるか知りたくて、めぐさんが参考にしてる人や動画や参考書があれば教えて欲しいです✨』
めぐ(にやにやしながら答える)
『プレゼンを褒めてくれてありがと🫶
参考してるのはコレだよ♪参考にしてね♪』
(嬉しいけどコツとか教えるのはまだかな、指摘したら凹むかもしれないし)
〜後日〜
後輩くん
『めぐさん♪ちょっと時間いいですか?
ありがとうございます✨
この前教えていただいた動画と参考資料見ました❣️
めっちゃ分かりやすかったです❣️
僕の資料は全然ダメでした(笑)
ちょっと見て欲しいのですが、この部分は文字が多いから減らしてみました。
この部分は結論が薄まってるので思い切ってアピールしてみました。
この部分は良くないのはわかるんですがどうすればいいかわからなくて… めぐさんのようなプレゼンをしたいので、厳しめのコメントでも受け止めますので、ご指導よろしくお願いします🙏
あ、やっぱり優しめマシマシで😆』
めぐ(本気モード怒りの感情はゼロ。丁寧に分かりやすく教えたくてしょうがないモードへ)
『わかった♪
こないだ渡した参考資料ちゃんと見てるね♪
ただこの表現だと全体の流れからすると行ったり来たりしてるから一貫性を持たせるとより分かりやすい。
ここはもっとパンチ効かせたいから、この資料を参考にしてみて。
確かにこの部分は悩ましい。
私ならむしろ消す。
理由は…』
こんな感じで、聴く力によって得られるものはガラリと変わる🤩
子育て・教育はめんどくさい
子育て・教育はめんどくさいです。
でもたのしい。
単純にAが良い、Bが悪いではなく、それぞれの子どもにちょうどいい教育をしていくのが良いんじゃない?
綺麗事にしないために
さあ、個別最適な働きかけをするということが良さそうだ。
でもそれって実際できる?
今は大人もみんな忙しいんだよ。
だから、だからこそ、関わる大人の数が必要なんじゃないのだろうか。
ただの頭数ではなく、真剣に子どもたち一人ひとりに向き合いたいと感じている大人が、子どもの周りにたくさんいるべきなのではないのだろうか。
私の周りには今、そういう大人たちが楽しみながら集まって、その環境構築を頑張っています。
大人も子どもも個別最適なコミュニケーションがとれる場を
これが私の目指すところです。
今の世の中、ネットが普及して怖いことも増えたけど、怖いこと以上に素敵な繋がりが持てるようになりました。
今だからこそ、私たちは戻るのではなく、現状維持を続けるのではなく、第3の道を一緒につくっていくことが必要なのではないか。
大人も子どもも共に学びながら成長し続け、好きを見つけ、自分のことも大好きで人生が楽しいと感じられる居場所をつくりたい。
そんなことできない?
みんなが同じ共通項としての思いを持っていれば、きっと叶うと私は信じています。
あなたはどう思う?
該当記事を読んで、あなたはどう思いましたか?
”正しい”こたえはないでしょう。
逆を言うと、良いと思ったことも、悪いと思ったことも、どちらも正しいのでしょう。
「私にとっては叱られたことが良かった」
「私にとっては叱られたことがよくなかった」
どっちもあって、どっちも間違ってない。
その人その人の受け取りかたが違うだけ。
それでいい。
ギバーさんと私の関係
ギバーさんとは、学びラボという団体で同じ運営という立場にいます。
ギバーさんは「あなたのもやもやをワクワクに変える」というコンセプトのもと、プラスの部屋というサービスをしていて、自分の中にあるごちゃごちゃとした思考を綺麗に整理し、問題解決の導きをしてくれます。
私のまわりのたくさんの人もこのプラスの部屋を受け、もやもやをワクワクに変えています。
下記のnoteでは、まゆさんがご自身の感想だけでなく他の方の感想レビューのリンクも貼ってくれているので、ぜひご覧ください。
学びラボがつくる新しいまなび場
私たちも子どもたちも、必要なのは、たくさんのツールを使えるようになることだけではない。
英語が話せても、プログラミングができても、それだけでは足りないことがある。
それが「生き抜く力」です。
私たちは12月から、新たなまなび場「みちらぼ」をリリースします。
みちらぼについての詳細は、代表のうめちゃんがnoteに綴っているので、ぜひ見ていっていただけたら嬉しいです。