助産師学校受験のために必要なもの
だいたいこのくらいの時期になると毎年
「◯◯大学の助産学専攻科って難易度はどのくらいですか?」
「今まで全く勉強していなかったんですけど、今からでも助産師学校の受験は間に合いますか?」
というご相談DMをいただきます。
何事も本人の努力次第とは思うのですが
こういう質問をする方が求めているのは
そういうことではないのかな、と思うので
私の独断と偏見で、経験的なところを書いてみようかと思います。
助産学専攻科の難易度
基本的に私が受験のお手伝いをしているのは関東の助産学専攻科や大学院なので
それ以外のエリアのことや、専門学校のことは分かりません。
それを前提に個人的な経験則で言うと
難関校と言えるのは東京都立大学、昭和大学、獨協医科大学、茨城県立医療大学、上智大学あたりかなぁ、と思います。
都立大学の助産学専攻科は定員10人ですが、だいたい毎年5人くらいは内部進学生なので、実質5人の枠を80〜90人くらいで取りにいく形になります。
合格倍率18倍くらい。
偏差値でいうなら75くらいのイメージかな🤔
都立大以外はここまで具体的な数字は把握していませんが
昭和大学は特に、奨学金が充実しているので同じくらいの倍率があると考えています。
助産学校の入試は、各校で出題形式や出題分野が違うので、自分の得意不得意が分かれると思うし、どの大学が1番難しいか、みたいなことは単純比較できないと思います。
ただし、先程挙げたような難関助産学専攻科は、大抵「知識問題 + アセスメントや看護計画立案などの論述問題」の組み合わせであることが多いので、これらの学校の受験を目指す場合は、論述試験対策をしていく必要があると思います。
その現実を踏まえて、受験勉強を始める段階で整っていないと厳しいと(私が個人的に)感じるreadinessとしては…
助産師学校受験のためのreadiness
❶「マネして学ぶ」力
アセスメントなどの文章は、上手な人の書いたものをマネして練習するのが一番の近道なのですが、これができない人もいます。
「お手本の丸写し」と「マネして取り入れる」の違いが分からない。
そういう人は正直厳しいかも。
❷ 基本的な文章力
日本語の文章を書くときでも、主語と述語が分からなかったり、「テニオハ」が不正確だったり、適切な接続詞で自分の文章を繋ぐことができなかったり。
このあたりはもう看護学ではなく、高校までに培った国語の能力だと思います。
マークシートで◯×式の試験しか経験したことがなくて、自分の考えを自分の言葉でまとめていく力がない人は難しいと思う。
❸ 試行錯誤耐性
これは知識問題だけなら高偏差値な人の中にも結構できない人がいますね。
学校や予備校で、初めから正解だけが書かれたプリントとかを用意してもらうのが当たり前、素直にそれさえ覚えていれば良かった環境の人。
アセスメント論述も看護計画立案も、上達するためには、ハッキリした正解のない中で何度も自分で考えて書いてみては修正する、という試行錯誤のプロセスが不可欠です。
自分で失敗しながら手探りして感覚で学んでいく、という経験がない人は、アセスメント論述などのハッキリした正解を示されないまま練習していくプロセスはストレスかも知れません。
ここで挙げたreadinessはどれも、看護学の勉強以前のことばかりです。
基本的な学習態度というか。
表面的な知識なんて、皆さんはお若いので直前に問題集を詰め込みで勉強すればそんなに差は付かないんですよね。
助産学校側もそれは分かっているので、そうではないところでフルイに掛けたいのだと思います。
実際、この❶〜❸ができてない人は、助学に入学した後にめちゃくちゃしんどいです。
妥当なハードル設定なのではと思います。
こういう基本的な学習姿勢というのは突然身につくものではありません。
専攻科で助産の勉強したいなー、と思っている方は、低学年の頃からコツコツとこの辺りを仕上げていけると良いと思います☺️
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みあれ@Academy プロフィール
2018年から関東の助産学専攻科を中心に受験指導を開始
以降、6年間連続で難関助産学専攻科の合格者を輩出
大手予備校の集団講義では対応の困難な、アセスメント論述式の試験対策を中心に指導を実施
⭐️合格実績校⭐️
東京都立大学助産学専攻科(5名)
昭和大学助産学専攻科(5名)
茨城県立医療大学助産学専攻科(2名)
獨協医科大学助産学専攻科(1名)
その他多数
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「合格で燃え尽きない、入学後も役に立つ知識の習得」がコンセプト
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