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「実践 マタニティ診断」がオススメな理由

こんにちは!助産師学校受験生さんを応援するアカウント、みあれ@Academyです。
今日は、よく生徒さんにお勧めしているこの本について。

都立大の過去問回答練習を始めると、最初にぶつかる壁が「心理面・社会面のアセスメントってどうやって書いたらいいの?!」という問題。
妊娠自体の生理や、合併症の病態生理等については、結構たくさん参考書が出ているし、教科書にも載っているんですが、心理面や社会面については、意外と載ってないんですよね。
そこでオススメなのが「実践 マタニティ診断」https://amzn.to/2PBkzqz です。
この本は、身体面はもちろん、心理・社会までバッチリ載ってます。

この本は、基本的に「マタニティ診断」という助産師用の診断モデル(NANDAとかヘンダーソンとかみたいなやつ)の解説書なので、半分くらいはその診断概念とか診断名の付け方とかが書かれているのですが、私が受験生さんたちに参考にして欲しいと思っているのは、事例展開のページです。

「実践 マタニティ診断」の中では、妊娠期、分娩期、産褥期、新生児が、それぞれ正常経過パターンと、介入が必要なパターンの2例ずつ事例が載っています。
正常経過パターンを読めば、事例からどのような情報を拾い、どう解釈し、どういう文章でまとめれば良いか分かるので、アセスメントが苦手な人は、ぜひ手にとって欲しい1冊です。助産学生になってからも大活躍間違いナシ。

例えば、妊娠期の正常ケースなら、こんなふうに載ってます。

まず、事例があって…

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身体面についてはこんなふうに情報を抜き出し、分析(解釈・アセスメント)を書きます。
判断の根拠や、必要なことが過不足なく書かれていて良き。(๑•̀ㅂ•́)و✧

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心理面や社会面については、こんな感じ。

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アセスメントって実は、あんまり教科書には書いてないんですけど、書く順番もうっすら決まっていて、その順番に書けていることが美しいというか、ちゃんとわかってる人は自然とその順番で書くようになっていたりするんですよね。
「実践 マタニティ診断」は、マネして書いているうちに、自然とそういう順番も身についてくるので、そういう意味でもとてもオススメ。

過去問添削講座を取っていない方でも、アセスメント論述式の練習をしたい場合は、この本の事例を丁寧に一度手書きで写してみることをおすすめするよ。
一度手で写してみると、「そういう意味か」とわかってくると思うので。

助産学生になってからも大活躍するこの1冊、ぜひお手元に。

実践 マタニティ診断 第5版 日本助産診断実践学会 (著) 
https://amzn.to/39PoFSQ

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