美しい西米良
宮崎県は、人の横顔のような形をしているのですが、ちょうど口の部分にあたるところに、西米良村(にしめらそん)があります。
県で一番人口の少ない市町村ですが、豊かな自然と、山の食文化、人の繋がりが今も大切にされている場所です。
昔、 「そうだ 京都、行こう。」というコピーが一世を風靡しましたが、
私の場合は、
「そうだ 西米良、行こう。」
が、定期的に心にやって来ます。
意外にも、宮崎市の中心部からは車で約1時間半ほどで行けるというのもあり、
西米良が心に浮かんだ時は、都合をつけて行くようにしています。
西米良の自然は、普段忘れがちな四季を、優しく教えてくれるような気がします。
目に映る一瞬一瞬の自然が、あ〜、今なんだな、と感じさせる何かを持っています。
先日の西米良、午後から出発したので、夕方の西米良です。
澄んだ空気に川の音が心地よいです。
西米良に行く時の私のおきまりの目的地は、ゆたーと という温泉です。
ここの食堂で食べるごはんは、西米良の食文化が感じられて最高においしいのです。
季節の御膳に付いている猪鍋。
お鍋自体は優しい味つけですが、猪肉の旨みが合わさって深い味わいです。
脂身の部分も、全く重たくなくさっぱりしていて、もちっとした食感が楽しいです。
西米良は、手づくりのこんにゃくや、椎茸もおいしいのです。
これは鹿の唐揚げです。
あっさりしていて、程よく噛みごたえがあり、さくさくした衣との相性抜群です。
これは追加した、大好きな「にしめコロッケ」!
見た目は普通ですが、お煮しめをコロッケにしたもので、私の中でコロッケ オブ コロッケです。
食レポにだいぶ力が入りましたが、温泉の泉質も素晴らしくて、
とろみのある化粧水のような、滑らかな温泉です。
私はここの露天風呂が大好きで、温泉に浸かりながら、近くを流れてる川の音に耳を澄ませたり、露天風呂から見える木々を眺めていると、
自分も自然の一部なんだなと改めて感じます。
ゆたーとの雛飾り。
そういえば、2月末までの期間「みやざきジビエフェア」で、西米良を含む、県内のいろいろなお店でジビエを料理を食べることができますよ。
そしてこれは、ゆたーとにほど近い場所にある、川の駅 百菜屋で購入したピアスです。
ジビエで使われる鹿の皮が使われています。
人が自然の一部であること。
命をいただいて生きていること。
西米良は、それらを肌で感じる事ができる場所です。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?