ローカルをあそび尽くす【小川原湖源流】
今日は我が町東北町にある「小川原湖」の源流を見学すべく七戸町へ。
「高瀬川」から流れてきた水が「小川原湖」になっている。小川原湖は東北町だが、その源流は七戸町と何ともややこしい。
今日は、小川原湖の源流を見学し、その流れで八幡岳を登山した。小川原湖の恵を受けて生活している東北町民として、見ておきたかった。また、今後ツアー化を検討していたため、その下見も含む。
以前こちらに来た事のある、鶴ケ崎さんにガイドいただき、田中さんと和田のオカルル3人衆で行ってみた。
これも青森県の当たり前の景色になりつつある。大迫力の風力発電を見ながら、車で行けるところまで。
いざ源流へ
草藪をかき分け、進んだ先に…
とっても冷たくて綺麗な水でした。こんこんと湧き出るってこういうことか。こんな少量の水が巨大な川と湖を作り出しているとは。
登山道の入り口にもお水が整備されてあり、飲むこともできる。癖のない飲みやすいお水。我々が日常で使用している水もここからきていると思うと、自然の恵みに感謝。
ついでに八幡岳
源流自体は駐車場からすぐすぎてツアーにならないと思い、八幡岳も計画に入れていて、実際登ってみた。
往復1時間。完全に舐めていた。自分の体力を過信していた。ツアーを企画したこと自体後悔した。
道中については省略する。ともあれ、一応山頂にたどり着くことができた。
山の神の祀られており、たまたま宮司さんもいた。こんな山の上だと管理が大変そう。
やませのせいかモヤっていたが、野辺地や東北町(小川原湖)、三沢市や十和田市なども山から見ることができた。
そして鶴ケ崎さんの荷物なんか多いと思っていたら、まさかのサプライズごはん。加齢による体力低下と登山でHP0の中高年たちは、誰もお腹が減っていない。しかし、鶴ケ崎さんのどうしても我々に食べてほしい(帰りの荷物を軽くしたい)という強い想い。しかと受け止め、誰一人として腹が減っていないのにチキンラーメンとホットサンドを調理し、食べた。
結果、うまかった。
今日のメンバーは日常を楽しめる、日常をちょっとの工夫で非日常にできる素晴らしいメンバーだった。ツアーをやることがあるとすれば(もうちょっとわだの心は折れてる)このメンバーは少なくとも強制参加でお願いしたい。
オカルルのメンバーに改めて感謝。
ローカルをあそび尽くす
帰るころにはHPも回復。景色を楽しんだりする余裕があった。頂上から県南地方を見下ろしながら、いろいろ考えた。
広域的につながって地域づくりをすることの必要性。
素晴らしい資源が青森にはたくさんあって、そのすべてを味わってみたい。まだすべてを知らないし味わい尽くせてないのでは、と。
小川原湖は東北町、源流は七戸町。結局まちって人間が勝手に決めた区分けで、だから小川原湖も高瀬川も源流もすべてが繋がっていて、「東北町」だけに偏ったまちづくりっていうことができないし、する必要もないと今回の体験で感じた。
また、地元の人も知らない、もしくは当たり前すぎて魅力に気づいていないローカルがたくさんある。湧き水のすばらしさ、登山がすぐできる環境。これだけでも都会にはない魅力だ。
あと今日のメンバーといて感じたのは、遊び心の大切さ。山頂で、登山の達成感を感じながら、外の空気を吸いながら、仲間と調理し食べるチキンラーメン。田舎者にとって自然は日常だが、こんな少しの工夫で非日常になる。
ないと思えばない、あると思えばある、ちょっとの工夫で楽しい。いろんな気づきがある1日だった。
青森というフィールドをあそび尽くしたい。人生100年時代。やりつくせるだろうか。