IgA腎症との長い道のり#8「1人目の出産」
いよいよそのときがきた!
出産前々日
朝からお腹が張るような感じがあって、痛みも何となくあるような感じで、これが前駆陣痛なのかなぁと思っていました。腎臓の状態もまずまず。このままの状態ならば、普通分娩ができそうです。
39週2日
前日の妊婦健診ではまだ子宮口が1センチくらいしか開いていないから、まだだねという感じだったので、初めてのことで感覚がよく分からないので、まぁ言われるままにまだなのかな〜って思っていました。
出産前日
39週3日
今日は朝からお腹の張りがきついなぁと感じていました。お昼ぐらいになると、なんとなく痛みを感じるようになってきて、もしかしたら?これが陣痛の始まりかもと思い、夫は横浜に住んでいるので、早めにそうかもと連絡しました。
夫には陣痛でなかったら申し訳ないけど、駆けつけるには距離があるので…
何をしていても痛みがあるような気がして、やはりこれが、陣痛かもしれない。
徐々に痛みが強くなってきました。
間隔があいてるような痛みではなかったが、明らかに痛かったです。
前駆陣痛が来たら、当分お風呂に入れなくなるから、入ったほうがいいと言われていたのを思い出して、お風呂に入りました。
その時に少し水が出た気がしました。しかし、初めての経験だったので、それが破水とは気がつきませんでした。
その後、夜ご飯が焼肉で、好きなお肉だったので、痛みを我慢しながら食べました。
なんとなく痛みの間隔がせばまってきてたので、病院に電話をしました。
とりあえず来てくださいとのことで、夫がすでに来てくれていたので、夫が運転する車で病院に向かいました。
診察の結果、子宮口が3センチ。もしかしたら、まだ時間がかかるかもしれないが、子宮口が開いてきているので、とりあえず入院することになりました。入院する病棟で説明を受け、陣痛室に移動しました。
午後10時くらいに入院して夜中の12時までは助産師さんとたわいのない話をしていました。12時を過ぎたあたりから、痛みが強くなってきて、我慢するので精一杯…
出産当日
夜中ってこともあり、痛みの間隔があいた瞬間に寝落ちして、またすぐに痛みで起こされることの繰り返し。夫も夜中で疲れてきたのか、ウトウトしていました。
午前4時半ごろになって、本格的な痛みになって、子宮口開いたので、ようやく分娩室に移動しました。
総合病院での出産だったため、分娩室には夫も入れず。
分娩室に入ると、点滴をつけたり、色々な準備が進んでいきます。
ひとりになって、初めての不安があり、腎臓も大丈夫かなあという不安もあり、ありえない痛みで心も折れそうになりました。
たまたま担当だった助産師さんが、準備をしながら、私が痛いと叫んだら、近寄ってきてくれて、腰を押さえたり、話しかけたりしてくれました。
そのほんのささやかな気遣いに、心救われました。
分娩室に入ってから、1時間の格闘の末、普通分娩で出産しました。
腎臓の不安を抱えながらの出産でしたが、妊娠中と出産で、腎臓の状態が特段、悪化することもなく、無事に出産できました。