㉚マッチングアプリ5人目と疲労
自分の事は棚に上げて
1つの欠点のみで人を判断して
勝手に落ち込む拗らせ女、36歳。
自分で婚活のハードルを上げ
見事に撃沈していた。
どうしても譲れないもの
という項目に挙げているわけでもないのに
妥協が出来ない。
私にはNGワードが多すぎた。
今思えばそんな事
結婚したらいくらでも増えるよって
言ってやりたいが
拗らせている女にそんなこと言ったら
ますます拗れていただろう。
そんな時に合う約束をした5人目。
<Iさん>
2つ年下、営業職、都内、年収600万~700万
駅で待ち合わせてカフェに入った。
顔がめちゃくちゃタイプだった。
ちょっとSっ気のある外見に似つかわしくない
柴犬のような笑顔…
営業職なので話も上手で、お世辞もうまかった←
色々と質問され、
私に興味を示してくれているようだった。
私からの質問にも1つ1つ丁寧に答えてくれ
あっという間に時間が過ぎた。
そろそろ出ましょうか、と言われたが
次のお誘いはなかった。
しかし、盛り上がったので
LINEでやりとりすればいいかと
帰ってからメッセージを送った。
返事は返ってこなかった。
むしろ既読にならなかった。
ブロックされたようだ
(確かめてないが多分)
盛り上がったと思ったのも
私に興味を示してくれていると思ったのも
全部私の勘違いだった。
この時の私は
初めて相手から断られたことに
私は結構ショックを受けたようで
アプリを続けることに疲れてしまった。
しかし、コロナ渦の中
出会いの確立が多いのは間違いなく
マッチングアプリだ。
でも、自分に合う人に出会うことは
果たして出来るのだろうか。
初めての洗礼?に疲弊した私は
そこから暫くは誰とも会うことはしなかった。
メッセージのやり取りだけはしていたが
会いたいと思う人もいなかった。
そこから暫くアプリを開かない日も続いた。
つづく
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