300 赤い海は手の突っ込み方によって青い海になる。
「申し訳ないけど、銀行に融資を頼んだら、代わりに関連の制作会社を使ってくれと言われたんだよねー」
ある経営者様とwebまわりの制作の継続について打ち合わせにお邪魔したところ、上記の言葉でお断りされました。10年以上のお付き合いでしたので、残念というよりも今までご縁をいただいたことに感謝するのみです。
以前もお付き合いのあった大手企業が上場するに当たり、銀行系の制作会社を使うことになった、とお断りを受けたことを思いし出しました。こうなると問答無用で仕事強制終了。でもこれは仕方がないでしょう。例えお断りの文言だったとしても、手の打ちようがありません。
かように仕事というのは非情なもので、同様の条件でも会社を取り巻く様々な環境下であっさり変わってしまうもの。はい、つまりは自分たちもその環境を作ってしまえばいいのです。無論、我々は融資をしたり上場のサポートをすることはできません。しかし、仕事を取り巻く環境をプロデュースする企画は作れるはず。
随分と前置きが長くなりましたが、その差別化戦略の一つであり、現在手掛ける企画の代表格が終活ビジネスということ。この業界からの観点でビジネスを考えていくと、レッドオーシャンだったものがブルーオーシャンにコロッと変わったりしますので面白い。従来の薄っぺらい、企画とも言えないような“流行の商品売り”だけではすぐに飽きられたり捨てられたりするでしょう。
そもそも、しがない広告ディレクターだった(現在進行形かｗ）私がこの業界に関わったのも、技術的な差別化よりも企画的な差別化戦略を構築すべきと考えたからです。そういう意味ではまだその構築は全然途中の段階で、実際に冒頭の言葉は本日言われたばかりのフレッシュなお断りで、まだ私自身がかつてのビジネスモデルを引きずっている証左でしかありません。
ただし確実に前進していることは間違いないでしょう。今は我慢のしどころで、さらにコツコツと実績を重ねていくばかりです。
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◆おひとりさま女性の住まいの終活／お庭・エクステリア編
講師／水谷由美子（エクステリアコーディネーター）
岡橋秀樹
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