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第11話「福岡にも金メダルミュージシャン」

岡部八郎
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おしゃべりエッセイ、『SO!SO!』へようこそ。おかはち、です。

よかったですねー東京オリンピック、無事にフィナーレを迎えて。いろいろな応援も批判もありましたが、スポーツをまっすぐ応援する気持ちは、世界中みんな変わらないんだ、ということをあらためて確認できました。


SO!SO!
ボク、おかはちは、個人的に、パラリンピックの開会式が好きでした。

特に『デコトラ』、そう日本特有デコレーショントラックがサイコー。江戸時代の画家・伊藤若冲(じゃくちゅう)の絵が装飾されたデコレーショントラックの登場シーンは、外国人記者にも絶賛されてましたもんねー。

そのトラックステージの扉が開くと、世界的に注目されているギタリストの布袋寅泰さん登場、そして障がいをもつギタリストの方との粋なコラボレーション!カッコよかったー、日本の文化を世界に伝える方法って、まだまだ無限にあるんですねー。


SO!SO!
実は、ボクが住んでいる福岡で生まれ、音楽の世界大会で金メダルをとったミュージシャンがふたりもいるんです。

ひとりめは、口笛の演奏で世界一になった、分山(わきやま)貴美子さん。こどものころ、福岡市の自宅で飼っていたセキセイインコと話したくて、口笛の練習をしてめきめき上手になったそうですよ。

国立(くにたち)音大にいっても、やっぱり口笛演奏を続けたかったし、サザンオールスターズのベーシストでウクレレプレイヤーでもある、関口和之(かずゆき)さんのレコーデイングに参加したことでウクレレも弾けるようになったきみちゃん。

2004年アメリカ・ノースカロライナ州で国際口笛大会があることを知り、女子部門のクラシックとポピュラー部門に出てどちらも1位になり見事優勝したんです。すごーい、口笛で金メダル!!

いま東京で活躍中の、口笛奏者きみちゃん、分山(わきやま)貴美子さん。ときどき、福岡に帰ってきているので、よかったらぜひぜひHP経由でおともだちになって、ミニライブやパーティにゲストでよんであげてくださいね。


あSO!SO!
もうひとり、音楽の世界で金メダル、世界一に輝いた女性がいますよー。

おしゃべりもとーっても楽しい、川波幸恵(ゆきえ)さん。楽器は何かといえば、アルゼンチンタンゴで活躍する『バンドネオン』という楽器です。

え?なに?バンド?え?ネオン?バンドネオン??

そうですよねー、見たことない人、多いかもですよね。いまや絶滅危惧種ともいえるこの楽器『バンドネオン』。ひとことでいえば、アコーデオンより小さくて、左右にボタン鍵盤がいっぱいある蛇腹(じゃばら)の鍵盤楽器。

重さは5キロから7キロ。座って弾くんですが、ドレミファをおさえるボタンの配列がバラバラだったりするので、悪魔の楽器、なんていわれて演奏するのがけっこうむずかしい楽器です。

その楽器をなんなく奏でて、川波さんは、2015年アメリカで行われた、チェ・バンドネオン世界大会で見事優勝。バンドネオンで金メダルを手にしました。

どんな演奏なのか聞いてみたい、というかた。いまは、YouTubeで川波幸恵(ゆきえ)と検索すれば、ライブの模様がいっぱいでますよー。

SO!SO! 今月9月25日土曜日、お昼と夜に、福岡市中央区舞鶴の『あいれふホール』で『タンゴ3姉妹』というライブがあるので、興味ある方はのぞいてみてください。

いつか、アルゼンチンタンゴ『バンドネオン』を演奏する川波さんと、口笛の分山(わきやま)貴美子さんのコラボLIVEが、みたかぁーー。

おしゃべりエッセイ、『SO!SO!』 おかはちでした。

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