第15話「イグアナのREXくん」
岡部八郎
00:00 | 00:00
おしゃべりエッセイ、『SO!SO!』へようこそ。おかはち、です。
ラジオが大好きな僕の、最近の朝のおきまりはテレビをみること。
そう、この秋はじまった
安住(あずみ)アナウンサーの朝の情報番組『TIME』です。
柔らかーい語り口の安住さんが、朝5時過ぎからさらりと笑わせてくれる、
どんな情報にも、それはなぜ?どうちがうの?と視聴者目線で聴いてくれる。
スマホとかでなんでもすぐ答えがわかる時代に、その素朴な疑問の安住アナが大好きで、毎朝見ています。
SO!SO!
その番組の中で、その昔、日本テレビで放送していた『ズームイン!朝』という番組の全国各地の朝を生中継するコーナーを見事に真似した企画があって、
あ、いえいえ批判しているんじゃないんですよ!?
その安住さんがやっている番組『TIME』の全国生中継もスタイルはいっしょなんですが、おもしろくて僕はファンなんです。
で、ある日、中継カメラがおじいちゃんが寝ている布団に接近した、寄ったんですね。
何が始まるのかな、と思ってマイク片手の女性レポーターを見ていたら、こんもり盛り上がった布団の中、あー、おばあちゃんが一緒に寝ているんだろうなーと、目をこらしてみていたそのとき、布団をめくった、すると、
なーーーーーーんと!でっかいワニが、布団の中でおじいちゃんといっしょに寝ているじゃぁー、あーりませんか??
ドヒャァー、ナンジャコリャ。
『もう30年近く、ワニといっしょに寝とってなぁー、こんなに大きくなってしもうた。歯も磨いてあげるし、噛みつきはせんよ。ごはんは10日に1回、鶏肉をたべるんじゃ』とまぁー、うれしそうに話していたおじいちゃん。30年前にペットショップで売れ残っていたワニがかわいそうで飼っていたら、こんなに大きくなったと、大きくなることはわかっていただろうにねー。
SO!SO!そういえば!!
このワニのテレビを見て、昔、福岡でイグアナを飼っていた理髪店を思い出しました。
狭いバス通りの横にある、男たちのヘアーファッションを決める、小さな理髪店。そこのマスターが動物好きで『昔は、珍しいサルを飼ってたけど、いまはこの子が店のアイドルの、REXくん!』
えーーー!!
理髪店の店内を、のっそのっそと歩き回っているのは、間違いなく1メートルはあるイグアナ。REX??ははぁー、恐竜のような姿をしているから、REXくんなんだなー。
『このまえも、店を脱走して、表の木の上にのぼって昼寝をしていたら、この道を通るバスの運転手さんがREXをみつけて、『恐竜がいる!』と思ったらしくてびっくりして急停車したもんなぁー、ははははー』。
『えー、よく脱走するんだったら、ネームプレートとかつけてないと迷子になりますよ』とやんわり注意したんです。
すると、理髪店のマスターは涼しい顔で『うん、脱走した時のために、あたしの携帯の番号をマジックでREXの背中に書いてはいるんだけどねー、、、、、』
『じゃ、安心ですねー』『いやー、それが、イグアナはたまに脱皮するんで、電話番号付きの表面の皮がひと皮ぽろりとむけるんで、また背中にあたらしい電話番号をかいてやらないかんのよー、はははーーー』
REXくん、毎回背中がこそばゆいだろうなぁー。ま、そういうところが可愛いくて手放せないんでしょう、マスターは。
SO!SO!
そのREXくんの写真をみなさんに見せたくて探したんですが、ずいぶん前の話なので、さすがに見当たりませんでした。そのお詫びとして、うちのオカメインコ、ようちゃん、くうちゃんのまだ初々(ういうい)しい頃、肩にも、頭にも乗ってくれていた頃の写真をお届けします。
あ、REXくんみたいに、うちを脱走した時のために、オカメインコの背中に電話番号を書いたりしてませんよ。ただね、おしゃべりオカメインコなので、道に迷ったときのために、保護してくれた方からご連絡いただけるように、いまボクの携帯電話の番号をおぼえさせていますが、、、
なかなか、おぼえてくれませーん。
おしゃべりエッセイ、『SO!SO!』 おかはちでした。
ラジオが大好きな僕の、最近の朝のおきまりはテレビをみること。
そう、この秋はじまった
安住(あずみ)アナウンサーの朝の情報番組『TIME』です。
柔らかーい語り口の安住さんが、朝5時過ぎからさらりと笑わせてくれる、
どんな情報にも、それはなぜ?どうちがうの?と視聴者目線で聴いてくれる。
スマホとかでなんでもすぐ答えがわかる時代に、その素朴な疑問の安住アナが大好きで、毎朝見ています。
SO!SO!
その番組の中で、その昔、日本テレビで放送していた『ズームイン!朝』という番組の全国各地の朝を生中継するコーナーを見事に真似した企画があって、
あ、いえいえ批判しているんじゃないんですよ!?
その安住さんがやっている番組『TIME』の全国生中継もスタイルはいっしょなんですが、おもしろくて僕はファンなんです。
で、ある日、中継カメラがおじいちゃんが寝ている布団に接近した、寄ったんですね。
何が始まるのかな、と思ってマイク片手の女性レポーターを見ていたら、こんもり盛り上がった布団の中、あー、おばあちゃんが一緒に寝ているんだろうなーと、目をこらしてみていたそのとき、布団をめくった、すると、
なーーーーーーんと!でっかいワニが、布団の中でおじいちゃんといっしょに寝ているじゃぁー、あーりませんか??
ドヒャァー、ナンジャコリャ。
『もう30年近く、ワニといっしょに寝とってなぁー、こんなに大きくなってしもうた。歯も磨いてあげるし、噛みつきはせんよ。ごはんは10日に1回、鶏肉をたべるんじゃ』とまぁー、うれしそうに話していたおじいちゃん。30年前にペットショップで売れ残っていたワニがかわいそうで飼っていたら、こんなに大きくなったと、大きくなることはわかっていただろうにねー。
SO!SO!そういえば!!
このワニのテレビを見て、昔、福岡でイグアナを飼っていた理髪店を思い出しました。
狭いバス通りの横にある、男たちのヘアーファッションを決める、小さな理髪店。そこのマスターが動物好きで『昔は、珍しいサルを飼ってたけど、いまはこの子が店のアイドルの、REXくん!』
えーーー!!
理髪店の店内を、のっそのっそと歩き回っているのは、間違いなく1メートルはあるイグアナ。REX??ははぁー、恐竜のような姿をしているから、REXくんなんだなー。
『このまえも、店を脱走して、表の木の上にのぼって昼寝をしていたら、この道を通るバスの運転手さんがREXをみつけて、『恐竜がいる!』と思ったらしくてびっくりして急停車したもんなぁー、ははははー』。
『えー、よく脱走するんだったら、ネームプレートとかつけてないと迷子になりますよ』とやんわり注意したんです。
すると、理髪店のマスターは涼しい顔で『うん、脱走した時のために、あたしの携帯の番号をマジックでREXの背中に書いてはいるんだけどねー、、、、、』
『じゃ、安心ですねー』『いやー、それが、イグアナはたまに脱皮するんで、電話番号付きの表面の皮がひと皮ぽろりとむけるんで、また背中にあたらしい電話番号をかいてやらないかんのよー、はははーーー』
REXくん、毎回背中がこそばゆいだろうなぁー。ま、そういうところが可愛いくて手放せないんでしょう、マスターは。
SO!SO!
そのREXくんの写真をみなさんに見せたくて探したんですが、ずいぶん前の話なので、さすがに見当たりませんでした。そのお詫びとして、うちのオカメインコ、ようちゃん、くうちゃんのまだ初々(ういうい)しい頃、肩にも、頭にも乗ってくれていた頃の写真をお届けします。
あ、REXくんみたいに、うちを脱走した時のために、オカメインコの背中に電話番号を書いたりしてませんよ。ただね、おしゃべりオカメインコなので、道に迷ったときのために、保護してくれた方からご連絡いただけるように、いまボクの携帯電話の番号をおぼえさせていますが、、、
なかなか、おぼえてくれませーん。
おしゃべりエッセイ、『SO!SO!』 おかはちでした。