E228: 素手で触れなくなった虫
(さて、ここから全く別のお話ですが)
今日の本題です。
いろんな学説はあるらしいのですが、
とにかく、やっぱり不思議なのです。
それは「大人になると、虫が触れなくなる問題」
ベランダで、蝉が静かにその生涯を終えていました。
厳粛な気持ちで、そっと、ティッシュにくるみ
お別れをしました。
申し訳ないんですが、素手では触れませんでした。
私は、小さい頃住んでいた場所が、まだまだ自然がたくさん残っている場所でしたので、
小さい頃は、あらゆる虫を手でつかみ、虫かごに入れていました。昆虫類だけではなく、カエルとかザリガニとか…いろんな生き物を手で掴んでは、観察していました。
あらゆるものを、手で掴んで
母に自慢げに見せるのですが、
そもそも母は、昆虫類が苦手で、カエルも大の苦手。カエルを見ると、卒倒してしまうような人なので、私の採集したものを、何も喜んでくれませんでした。
こんなに昆虫に触れ合っていた私。
ところがいつの頃からでしょう。
昆虫も、ザリガニも、カエルも、一切素手で触ることができなくなってしまいました。
何かきっかけがあるわけではありません。
自分でも不思議なのですが、今では触ることも、近づくこともできなくなってしまいました。
まだ1人で暮らしていた頃、アパートのドアに、蝉が張り付いていて、私は家に入ることができずに、意味もなくコンビニで時間をつぶしたことがあります。
何をやっているんでしょうか? ビビるにもほどがあります。笑笑
先日のnoteに、蝉の鳴き声のことを書きましたが、蝉の声を「聞く」のはいいのです。でも、触れることはできないのです。
あんなに平気だったものが、(むしろ好きだったものが)全く触れなくなる。不思議なものです。
このことを職場で話をしたら、同じことをおっしゃる方がたくさんいてびっくりしました。
noteの中でも、調べてみたら、私と同じような状況になっている人がたくさんいて驚きました。
私だけじゃなかったんですね!
当時、出始めたファミコンより、虫を眺めている方が楽しかった時期もあるんですね。ところが今はこんなふうになっちゃいまして、虫も触れず、TVゲームも中途半端にしかできない大人になってしまいました。
夏休みが終わりますね(令和の学校は、既に終わっている学校が多いですが)
カブト虫を触って目を輝かしている、あの頃の私に会ってみたいなぁ、なんて思っている今日この頃でございます。
【連続投稿: 149日目 ライランⅡ: 60日目】