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本物の羽子板サーブ

 テニスコート入口のラベンダーは、見頃を終えてしまいました。
 アジサイの見頃はそろそろ終わりそう。
 コスモスとヒマワリが咲き始めて、場所によっては全部同時に見られます。
 コスモスとヒマワリが一緒に咲いている風景は、道外の人には珍しい風景と聞きましたが、今はちょうどそんな季節です。

サーブが遅すぎる問題

 ラケットを買い替えて少し経ったある日の練習で、
「サーブが遅くなった」
 という指摘が入った。

 買い替える前よりも2割ほど遅いのでは、とも言われた。

 自覚はなかったが、ずいぶんと遅くなっているらしい。
 サーブが遅すぎて前衛が困るよ、とまで言われてしまうと、自覚がないからといって放置できない。

サーブが遅い理由

 サーブが遅くなった直接の理由はラケットを買い替えたこと。
 前のラケットよりも重くて反発力の弱いものに替えたため、以前と同じ打ち方のままではスピードが落ちるのだという。

 いつもの練習相手によると、私のスイングは羽子板サーブにしては余計な面の操作が入っているらしく、一生懸命にラケットを振っても、ボールに力が伝わっていないのだという。

 新しいラケットでサーブのスピードを上げるには、打ち方を直すよりないだろう、となった。

 冬にスライスサーブの練習をしたが、あれは回転をかけるサーブなので、取り入れるとさらにスピードが落ちる。
 スライス回転はとても魅力的だけど今回は諦めて、まっすぐにボールを叩く羽子板サーブを使っていく方向で練習することにした。

本来の羽子板サーブとは

 スライスを打つにしても、羽子板を打つにしても、中途半端に面がブレる(らしい)私のサーブ。

 本来の羽子板サーブでは、ラケット面を打ちたい方向に向けて構え、その角度を維持したままラケットを引いて、トスを上げたら引いた軌道をたどるようにボールを叩きにいく。

 ところが私のサーブではラケットを引くときに面がねじれていくらしい。
 まっすぐに引けていないのだ。
 さらにボールを叩く瞬間にも手のひらを返すような動きが加わる。
 
 ラケット面がねじれたり返ったりしているのだから、サーブが安定しないのは当然といえば当然だった。
 なのであんまり思い切り打てなくて、思い切り打ってないからスピードが出ないのだった。

手首がきついが慣れるしかない

 ということで、ラケット面がねじれないように、引き方を直すことから始めた。
 まっすぐ構えて、まっすぐ引いて、止める。

 初めはラケット面を見ながら引いて、次に引いてから見て確認する練習をした。
 まだ素振りですらない、引く方向の確認である。

 うーーーん。
 ものすごい違和感。

 今までよりも手のひらが外を向いているような感じがする。
 手首を手の甲のほうへ反らせる動きもきつい。

 引くのができたら、そのまままっすぐ打つ素振り。
 きちんとまっすぐ引けた場合に同じ軌道で戻すのはわりと簡単だが、少しでもずれると戻すときに親指の付け根が痛む。

 それでも、初めて練習ゲームで成功したときには、周りがびっくりするようなスピードが出た。
 先日の試合でもある程度打てていたし、本物の羽子板サーブに直した甲斐があった。

 ただ疲れてくると元々のスイングに戻ろうとするから、完全に身につくまではもう少しかかりそうだ。
 焦らないで身につけていこう。

 

 

 

 

 

 

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