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ちゃんと着られなくてもいいじゃんか

実は「ちゃんと」着られない

 年明け1回目のnoteは、きものの話です。
 テニスの話を最近してませんが、体育館で練習継続中です。
 この冬は試合を控えて、バックハンドの練習を頑張ろうかななどと思っています。

 さて、最近の私はなんだかんだ言ってほぼ毎日きものを着るようになってきています。
 といっても、だいたい和洋折衷コーデだったり、対丈や二部式だったりです。 
 あんまり普通に着ることはないのですが、実は私、きものを普通に「ちゃんと」着ることはできません。

 おはしょりを作って、お太鼓結びをして、みたいなね。
 ああいう着方はしないんじゃなくて、できないんですよね。

 今日は、ちゃんと着られない私でも毎日簡単にきものを着てますよ、というお話です。 
 

まず、帯が「ちゃんと」結べない

 なにが「ちゃんと」してないかといえば、一番は帯です。
 そもそも帯結びの練習が足りないです。
 私が結べる、といえるのは、「片ばさみ」くらいですもん。

 お太鼓結びなんて、やったこともありません。

 今のところ、自分には必要ないんですよね。
 家の中と普段着で出かけるようなときしか着ないので。

 朝きもので結んでいるのは、ファブリック帯の結び方(それも1種類しか覚えてない)だったりするし、風呂敷の帯だとただの本結びです。
 それすらしないで貫頭衣をかぶったり、ベルトのときもあります。

 あとは、帯の位置の問題もあります。
 普通に女性用の位置で帯を結ぶとき胸の下に紐を結んで衿を押さえますが、私はあれが苦手なのです。
 
 緩く結んでも背中が痛くなることが多いです。
 なので帯の位置が低くなるし、襦袢の紐も苦しいのであんまり着ません。

 だから胸の下やウエストに紐を結ばなくていい、腰骨の下で締める着方が好きなのですよね。
 対丈やおはしょりを長くして縫い付けるきものを好んで着るのは、カラダが痛くならないという理由もあるんです。

胸紐をすると背中が痛くなったり

足もとは靴なので

 昨年の11月からきもの外出デビューしましたが、外出のときは和洋折衷しかしてません。
 コーデというようなものではなく、完全に実用性重視でそうなってます。

 まず、履物が靴です。
 私の地元はそれなりに豪雪地帯なので、冬はブーツが基本です。
 冬用の草履もあるんでしょうけど、ブーツでさえ靴の中に雪が入ることがあり、草履を履く気にはなれません。

 初雪が降るまでは裸足に草履で過ごしましたが、今は毎日ブーツです。
 きものもかなり短く足首が出る感じで着ていて、寒い日はハイソックスを合わせます。
 そういえば、足袋も足袋ソックスしか持ってません。

家族の反応のギリギリを狙いながら

 あとは、家族が私のきものをあんまり肯定的に見てない、というのもあったり。
 私がきものを着ている様子を、「うわ〜」って思って見てるらしいです。

 最初のうちは私のほうが気を使って、外出できものを着るのは控えていましたが、今は「二部式の下は巻きスカート!」とか、「上にベストでも着れば目立たない!」などと言い張って着ています。

 急に思い立って近所に買い物に行くよ、なんて場合に、朝きものの上からジャンパースカートをかぶって行ったこともありました。
 今は冬だから、中綿のコートやジャンパーを着ちゃうときもの部分がほぼ隠れますよね。

 家族でいちばん「うわ〜」って言うのが夫なのですが、2回くらいジャンパースカートで一緒に買い物に行っても何も言ってきませんでした。

パーカーとベルトを合わせました。

 そして、私の実家に行くときは、家の中で着るようなものだから、と押し切って、とくに重ね着せずに行っています。
 今は年末年始なので、なおさら堂々と行きました。

 大晦日には、パーカーにデニム着物にベルトという格好で行きました。
 私の父はその服装をみて、
「なんか和洋折衷だね、パーカーに腰痛バンドして」
 と、コメント。
 母が、「これは着物用のベルトでしょ」と、ツッコんでいました。笑。

 もともと、オシャレよりも実用、カラダが楽で姿勢も変わるし腰痛も消えるし、と始めたきもの生活です。
 ちゃんと着るとか、キレイに着るとか、2年着ててもできないけど、
「いいじゃんか」
 の精神で楽に楽しく着ています。

 きものの話も、
 テニスの話も、
 今年も楽しく書いていきたいです。

 よろしくお願いいたします!

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