【いよいよ玉置神社へ】伊勢・熊野・大和。根源神を巡る3日間のおかげくま参り旅日記〜2/3
こちらの続きです。
今日は2日目の模様をご紹介しますね。
3月30日:根源神を巡る旅2日目は、三重・熊野から和歌山を経て奈良・橿原まで160キロもの大移動。
天照パワーで熊野市は朝から快晴です。
夜明け前からみんな元気!
まずは朝6時から開いている朝食専門の食堂「ごはん処えん」さんで、地元の魚定食を頂いてエネルギーチャージ。
朝食後、「今日は玉置さんの前に、通り道だからさ、あそこ行こうよ!」とくま達。
「えっ?それはどこ?」
「イザナミさん」
それは、当初予定にはなかったイザナミさまとカクヅチさまが眠る「花の窟神社」さんのことでした。
国道311号線の海沿いにあるのが「花の窟神社」(はなのいわや神社)。そして、311号線が山間部に入っていって、玉置神社さんへ向かいます。
くま達のいうとおりに、国道311号線を海沿いに新宮方面へ5分ほど進みますと、今日の最初の参拝先。「花の窟神社」様に到着です。
大きな磐座と天から吊らされたしめ縄?にみんな大興奮!
イザナミ様、カクヅチ様の御陵をお参りし、さあ玉置様へ。海沿いの道から山へと入る国道311号線へと進みます。
道沿いに並ぶ無人のみかん販売場など、はじめはルンルンです。
ご機嫌に国道を進みます。
ところが、途中で国道は酷道へと変わります。国道311号線から瀞峡へ向かう169号線から玉置神社へ向かう細道に入ることに。なんとそこから道中は獣道のような細道に。すぐに電気も無い真っ暗な細道のトンネルが正面に。「田戸隧道」と書かれたその細道
電気すら付いていない真っ暗な1車線しかないトンネルです。
竹筒のような細いトンネル。現世から異次元へ向かうようなトンネルです。
まるで産道のようなこの細く長いトンネルを抜けると、そこはもうこの世では無い世界。空気がガラリと変わりました。
対向車が来たらどうしよう?!とドッキドキでしたが、おかげくま達はダッシュボードの上でひっくり返って状況を楽しんでいます。トンネルを抜けると、そこは、玉置川沿いの細く長く曲がりくねったワインディングロード。まさにワイルドライフ。くねくねくねくねくねくねと山道を登っていくと、大きな磐座が!
「玉置龍神水」です。こんなところに、ご神水が!
ありがたい!と少し休憩して、喉を潤します。
休息を得て、細道を再びGO。登り道を進むと、そこは天空。下界が遠く見えます。ようやく玉置神社駐車場の案内板が見えて、11時ごろ、元気いっぱいに玉置神社参拝口の駐車場に到着しました。
さて、参拝口の鳥居をくぐると、そこから空気が違うことがはっきり感じられます。
まさに聖地!という感覚です。
とはいえショックなことが。
参拝口から御本殿までの道のりが、、、遠い、、、遠かったのです!
歩いても、歩いても、御神殿は見えず。
山の中。
駐車場に戻ろうにも戻るタイミングを逸したようです。途中に鎮座されている、山の神様に
しばらく進むと、白山の神様が。
それぞれにご挨拶しながら参道を進みます。
「お腹空いたね〜」とおかげくま達。結構体力消耗します。そうです。そろそろお昼頃なのです。標高1000mもあるところを30分近くも歩いたのですから、へろへろになるのも当然かもしれません。しかし、なんと駐車場から30分もかかるとは!まあ、よろよろしながらも、ゴールが見えました。参道もいよいよ終点です。
階段を下り、やっとの思いで到着。まずは別宮「三柱神社」と「出雲大社」です。
まずは旅の安全や皆様のご多幸をお祈りすると、「いま、なんか見えたよ!」とおかげくま達。
さすが、おかげくま達です。
社殿を持たず、御神体の玉石に礼拝する古代の信仰様式を今も守っているのが奥宮「玉石社」への山道が見えたのです。
「え〜また登るの?」
「当たり前じゃん!ここのぼらなかったら来た意味ないっしょ!」とくまブチョー。「なんかあるのか知ってんの?」と問いかけるも、無言で、登り階段に向かうくま。
玉置山山頂へ向かう山道を登って登って15分。
「ようこそ!君達、よく来たね」と玉石社の御祭神・大己貴命(オオナムヂノミコト)様が巨木と白い玉石の上からおかげくまを歓迎してくださいました。
こんなところがあったんだ!
標高1000m近いのに空気が柔らかいのです。なんでも、気を感じる達人からすると、この場所は「超パワースポット」「神様に呼ばれた人しか行けない」聖地だと言います。無事に大己貴命様がおられる玉石社に到着できました。
大峯修験道では、本殿に先んじて礼拝するのが習わしとなっているそうです。
今回、図らずもその習わしの通りのご参拝ができました。
「君たちはどっから来たんだい?」と大己貴命様。
おかげくま達が口々に語るのを、笑って聴いてくれていました。
「そりゃあ歓迎しないわけにはいかないな。ここまで疲れたろ?まあ、ゆっくりしていきなさい。」
大己貴命様の前で記念撮影です。その間、大己貴命様とくま達は何やら会話をしていましたが、我々人間には聴こえない会話だったみたい。でも、おかげくま達にとっては、いい時間だったみたいです。
「大己貴命さま、またね!」と別れを告げて、さあ、いよいよ国常立尊・伊弉諾尊・伊弉冊尊・天照大御神・神日本磐余彦尊らが待つ御神殿でのご祈祷です。
現在、「令和の大改修」の真っ最中。そのため、仮社務所にある御祈祷場にてご祈祷を受けました。この御祈祷でも、お伊勢さん同様、おかげくま達も並んで受けることができました。
宮司様が祝詞を唱え、鈴が振られます。この鈴の音が実に染み渡ります。
それまでにはない爽やかなご神気が!
「ようこそおいでくださいました」という宮司様からの優しさと国常立尊様をはじめとする御祭神様方による温かなご慈愛を感じた時間となりました。
これは願い事絶対に叶うわ。そんな感覚です。玉置様のご祈祷には大いに感じ入りました。玉置神社様、ありがとうございました。
ご祈祷を終えて、玉置神社を出ると、爽やかさと澄み切った空気、そして、元気と勇気を授かったようです。
さあ、この日の最大のポイント「玉置神社」参拝を終えたことで、ちょっと肩の荷が降りました。これからランチして、温泉でも浸かりながら、今日の宿泊地までゆっくり3時間かけて移動すればいいか、とゆるりゆるりと橿原へ向かって移動すれば良いのです。
まずは「道の駅十津川」まで向かい、こちらの蕎麦屋さんで昼食です。美味しい蕎麦を頂き、まずは一息。足湯で疲れを癒すと、いよいよ出発です。
くねくねと国道を進んでいくと、途中、日本最長の吊り橋「谷瀬の吊り橋」の案内看板が。「行きたーい!」とおかげくま達。「え?え〜!落ちたら大変だよ!やめようよ」って言っても聞かない(笑)。ということで、「谷瀬の吊り橋」へ。
「わーい!高いよー、楽しいよー!」と大はしゃぎのおかげくま達。
ニコニコで写真を撮りました。ご機嫌です。
それじゃあ橿原へ向かいましょう、というと、「途中の弁天様に会いたいよー」とくま達が言い出しました。
「えっ?それって」
「天河大弁財天様だよ」とくまぶちょー。
「間に合うかな?」
「そうじゃないよ。決めたらやるんだよ。行くんだよ!」
こりゃ、行くしかない!予定変更、天河弁天さんへレッツゴー!ということで、国道168号線を北上です。
途中、国道から県道53号へ。玉置さんへの山道同様、天川村への1車線ワイルドロードの山道くねくね18kmがスタート。
午後4時半ごろ天河大弁財天社さんに到着しました。
天河大弁財天社は、金華山・厳島・竹生島・江ノ島と並ぶ「日本五大弁財天」の1社。天武天皇と役行者が創建に関わったとされ、御祭神は、宇賀弁財天様。明治の神仏分離によって、弁財天様は市杵島姫命様に読み替えられ、同じく権現様は熊野坐大神、吉野坐大神、南朝四代天皇へと読み替えられたと伝わります。
駐車場に車を停め、境内に入ると、夕方なのにまるでピンクの羽衣のような光が射し込みます。あら、弁財天様もお歓びなのかも?とおかげくまを歓迎してくれているようでした。まさか立ち寄れるとは思っていませんでしたので、感激です。参拝客もまばらな時刻でしたので、御本殿を貸し切ったような感じになりました。
駐車場から渡り、進んでいくと、二の鳥居です。
石段を登ると、左手に五つの小さな社が並んでいます。
手前から、龍神大神、大将軍大神、大日靈貴神、天神大神、大地主大神の神様がたです。
ご挨拶を済ませ、さらに階段を登ります。
右手に神楽などの舞台が、左手にご拝殿、その奥にご本殿が並んでいます。
早速、おかげくま達と天河大弁財天様にご挨拶。玉置様で感じられた力強さとは異なる、ふわっとした羽衣のような女性らしい波動を感じます。こちらの境内の桜も、夕刻の光と映えて、それは美しいものでした。おかげくま達もまた、荒々しさや力強さとは異なる天女様=弁財天様のご神気に触れて、シャキッとした感じから、ちょっとゆる〜い、というか、優しいというか、甘〜いというか、なんかそんな表情へと変わったようです。
次回は、「神社向かいの宿坊に泊まって、朝拝にも参加したいね〜」なんて話してました。
御祭神が芸能の神様でもある弁財天様のため、ユーミン氏、長渕剛氏、Kinki Kids氏ら多くのアーティストが参拝し成功したといいます。そんなご縁があるため、弁財天様に、皆様の金運・才能開花・ご多幸・健康・招福のお参りをいたしました。なんとなくですが、今回のおかげくま参りの皆さんに新しく能力が加わったように感じました。
これで今日のご参拝は終了です。参拝が終わると、さすがにおかげくま達も疲れたようです。
今夜の宿泊地の橿原市まで車内は静かになりました(笑)。
「おかげくま参り」は、さまざまな理由からご参拝できない方のために、テディベア作家Rayさんの作品をあなたの代わりとして参拝する「アバター参拝」のこと。大崎八幡宮や金華山黄金山神社、慈眼寺などリクエストに応じて代理参拝しています。
次の参拝旅であなたとあなたのおかげくまと共に参拝できますことを楽しみにしています。↓
追伸
令和5年4月9日未明、国道168号線で大きな崩落があり、通行不能に。
幸いにして巻き込まれた人や車はないとのことで、ホッとしたものの、復旧の見込みはたっていないとのこと。
崩落があった地点は、城門トンネル付近とのことで、3月30日に、私たちも天川村へ向かう経路で通ったばかり。十津川村の皆様におかれましては、停電、そして、生活道路が閉鎖ということで物資の調達など何かとご不便ご苦労が重なると思いますと、1日も早い復旧を祈らざるを得ません。
1日も早い復旧をお祈り申し上げます。
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おかげくま参拝は、様々な事情で神社仏閣へ参拝できない方々と観光客・参拝客の減少に苦しむ寺社様との架け橋になれば、とくま作家Ray作テディベアによる代理参拝を支援しています。この活動を応援いただける方からサポートいただけると幸いです。