Anniversary project.
まだまだ余韻冷めやらぬ、深夜の空港にて。
ついこの間、不安をたくさん抱えてここにいた気がするんだけど、今すっごく晴れやかな気持ちでここにいます。
たった半年、たった半年の準備期間。前のプロジェクトから1週間後には始動していた20期、長かったなって思ったけど終わってみたらあっという間だったね。
何から書いていいのか、何を思えばいいのかわからないくらい、たくさんのことがありました。
愛音がセブに来れないって分かった時、実はちょっと逃げ出したいような怖いような、ナーバスな気持ちになって。セブ行きの飛行機で涙が出たり。私やれるんかなあ、英語も喋れないし、愛音みたいなハピネスパワー持ってないし、何もかも大丈夫かなあ。参加者のみんな、ちゃんと楽しんでくれるかなあって。
けどスタジオに行ってキッズの顔を見たら、なんか背中がしゃんとした。そうだ、大丈夫だ、自分の大事にしていることを、まっすぐに実行するのみだって。やってやるぞって。やっぱりいつだって頑張る原動力はここにしかない。
だからこそだからこそ、私にのびのびやらせてくれた、一緒に頑張ってくれた運営メンバーには感謝してもしきれないくらいの思いでいっぱいです。
むっちーと一緒に運営は初めてで、どうなるんかなってずっと心配してたけど、そんな心配は杞憂でした。私が初めて参加した14期と根っこは変わらず、でも更にやっぱりこの人すごいわって、ずーっと思ってました。何もしてないって言ってたけど、むっちーがいたからの20期だったよ。絶対に。強くてまっすぐで美しかったです。
きじと一緒にやるのは2回目かな。きじのほうが先輩なのに、無茶たくさん言ったのに、何もNoと言わず、ずっと背中が落ちないように支えてくれてる。そういうとこがきじのいいとこよね。同じバスにいてくれて心強かったよ。ありがとう。
桜花は、桜花のことがますます大好きになった時間でした。あなた最高だよ。今度はきっと桜花に憧れて一緒にプロジェクトを作ってくれる仲間がいるって自信を持って言えます。
山川、自分が初めてプレした時の私を見てる気持ちでした。頑張るんだって、ちゃんとするぞっていうところ、似てるなあって。だから一緒に頑張れてよかった。純粋に参加者としても楽しんで、やる時はガチっとやるって、誰にでもできることじゃないんだよ。人生2回目でしょ。
そして愛音ちゃん。愛音ちゃんのこれまでやってきたことの凄さとやばさをちょっとは垣間見れたかな。全然頑張ってるそぶり見せないのに、いろんなことに気を回してくれて、日本からたっくさん支えてくれてありがとう。愛音ちゃんがいたから今期、スタッフも参加者も余裕があるプロジェクトだったんだと絶対に思う。
UUUってあくまでSSの一部なんだよね。いつだって主人公はキッズたちで、少しでもキッズの楽しい瞬間が増えるためにあるのがUUU。この演奏会でソロを吹いて持てた自信とか、前のUUUでできなかったことができるようになったことって、子どもたちにとってすごく大きいこと。
今回いろんな人に、なんでUUUやってるんですか?って聞かれたけど、あんまりうまく答えられた自信はなくて、やりたいことに理由ってないんだよね。やりたいからやってる。やめたら後悔するからやってる。あえて理由をつけることもできるけど、そんなの多分後付け。そんなこと考えてた時、毎日ハードなタスクをこなしていく中で、ケイちゃんに頑張ってくれてありがとう、っていうメッセージを送ったら、こんな返信が。
こんなふうに子どもたちに本気で向き合ってるケイちゃんを尊敬するし、言葉の壁がある中でも一緒に仕事ができて嬉しかった。そして私の気持ちも、たぶん他のスタッフの気持ちも言語してくれたと思ってる。もっともっとわかり合えるようになりたいね。
私は音楽のプロでもないし、英語も全然喋れないけど、そういう人間でも、この場所が好きでここに居たいと思って、音楽を楽しんでいいんだよっていうこと。
学校公演も、キッズとの練習も、そもそもこのプロジェクトも、意味を見出すことにばかり夢中になっちゃうけど、純粋な根っこの気持ちだけは絶対に忘れずに居たいなという再確認もできました。
直前に来れなくなった人も多くて、直前までトラブルもあって、自分の力不足を痛感させられることが多かったけど、そんな不安を吹き飛ばしてくれるくらい、よく食べて、よく練習して、よく笑って、よく泣く、20期メンバーにたくさん支えられました。
この20回目の節目の最高のプロジェクトを作ってくれたのは、みんなのおかげです。出会えてよかった。すぐに行動に移せなくても、この経験をずっと大事にしてくれたら嬉しいな。
もちろん、できなかったこと、悔しいこともいっぱい残ったので、まだまだ走ります。
行きは不安で涙が出たのに、帰りは寂しくて涙が出て、不思議だね。
この空港の香りを次に嗅げるのも半年後。
次こそ田中さんに「藤岡さん」じゃなくて「おかえり」って呼んでもらいます。